片岡安祐美さんの妊活・独占インタビュー①/わたしは自分の体を過信して「見て見ぬふり」していたんです。2度の流産をへて妊娠するまで

女子野球のパイオニアとして知られる片岡安祐美さん。「欽ちゃん球団」の愛称を持つ茨城ゴールデンゴールズで監督として、さらにはタレントとして活躍中です。
そんな片岡さんは、2022年1月「現在妊娠5ヶ月を迎えたところです」とブログで公表しました。
「赤ちゃんが欲しい」と思い始めてから3年、2度の流産をへて「3人分のパワーをもった赤ちゃん」をおなかに宿す片岡さんに、これまでの経緯を伺いました。
(追記)安祐美さんは2022年6月1日に男の子をご出産されました。おめでとうございます!
片岡安祐美さんの
妊活HISTORY
妊活HISTORY
2017年8月/30歳
『24時間テレビ』(日本テレビ系)で元横浜DeNAベイスターズ投手の小林公太さんより公開プロポーズを受け承諾。
年末に入籍
2018年12月/32歳
披露宴を行う
2019年/33歳
妊活スタート。
基礎体温をつけ、自己流でタイミングをとり始める
2020年12月/34歳
妊娠検査薬で陽性反応。その直後に化学流産
2021年/34歳
4月 不妊治療専門クリニックでタイミング指導を受け始める
6月 妊娠するも、心拍確認後に稽留流産
8月 妊娠
2022年1月/35歳
妊娠5ヶ月であることを公表。
(※撮影・取材時は妊娠6ヶ月)
「自分の体を過信しちゃダメだよ」ーー重い言葉を聞き流してしまった
いまふり返ると「私は甘かった!」って思います。子どもはいつでもできる、赤ちゃんが欲しいと思ったらすぐに授かる、そう漠然と信じていたのです。でも実際に赤ちゃんを授かるまでには3年近くの年数がかかり、その間に2度の流産を経験することになりました。
思い出すのは、親しくさせていただいている女性アスリートの先輩2人の言葉です。当時はまだ、夫である公太くんとつきあい始めたばかりのころでした。
先輩たちに「安祐美ちゃん、彼氏いるの?」と聞かれ、私は「はい、いますよ」と答えました。先輩は2人とも「じゃあ、婦人科に行っときなさい」と言うのです。
婦人科?当時の私には「え?なんで?」と首をかしげるアドバイスでした。
1人の先輩は、「私は現役のころから婦人科に通っていたの。ドクターのアドバイスを受けてピルを飲んで体調をととのえていたから、結婚したらすぐに赤ちゃんを授かったよ」と教えてくれました。もう1人の先輩は「私は何年も不妊治療をしたけれど、結局授からなかった」と言うのです。
「アスリートって自分の体に自信を持っているじゃない? だから妊娠についても『私は大丈夫』って根拠なく思っている人が多いと思う。私もその一人だったんだよね。子どもが欲しいと思ったら、きっとすぐに授かるって。でも、違った。私は授からなかった。安祐美ちゃんも自分の体を過信しちゃダメだよ。婦人科に通ってちゃんと体を管理しなさいね」
重い言葉でした。心のこもったアドバイスでした。
なのに! 当時の私は忙しさにかまけて、いえ、それ以上に「私は大丈夫」と高をくくって、婦人科に行くことはなかったのです。
その数年後、めちゃくちゃ後悔するとも知らずに…。
女性としての自分の体を「見て見ぬふり」だった25年間
私は9歳からずっと、野球一筋で生きてきました。
高校生までは「甲子園に出場する」という大きな夢を持ち、卒業後は萩本欽一さん率いる社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」に入団しました。現在も監督として、男性ばかりの世界で生きています。
そんな人生ですから、生理も排卵も女性ホルモンも気にしてはいられません。生理は「邪魔なもの」でしかありませんでした。それでも幸いなことに生理痛を感じたことはなく、生理は4~5日でサッと終了。これまで大きなトラブルはほとんどありませんでした。
そのせいで「私は大丈夫」という自信に拍車がかかり、女性である自分の体とちゃんと向き合ったことはなかったのかもしれません。見て見ぬふり、です。
実際には30代目前になって急に生理痛が始まるようになったのですが、これも見て見ぬふり。私の後悔ポイントです。
いまでは私自身が、後輩の女子野球選手には「婦人科に行きなよ」と言っています。「本当に大事だからね」って。
ーーインタビュー1回目はここまで。
»»第2回〜夫・公太さんとの出会いや結婚、妊活について。そして流産へ続く
片岡安祐美(かたおか・あゆみ)さん
Profile
1986年11月14日生まれ。熊本県出身。社会人野球クラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」の監督。小3のときに野球を始め、甲子園出場を夢見て熊本商業高校硬式野球部に入部。甲子園出場は果たせなかったものの、高校時代に女子野球世界選手権日本代表に3年連続で選出。卒業後は萩本欽一さん率いる茨城ゴールデンゴールズに入団し、全日本クラブ野球選手権で連覇に貢献。24歳で萩本さんからバトンを受けとって同球団の監督に就任、2014年には同選手権で優勝を飾る。2017年に元プロ野球選手の小林公太さんと結婚。
撮影/高野友也(PEACE MONKEY) スタイリング/笹岡京美 ヘア&メイク/新井初美 取材・文/神 素子
シャツワンピース ¥28,600(税込)/ottod’Ame/STOCKMAN ☎03-3796-6851 https://stockman.co.jp/brand/ottodame/、スニーカー ¥26,400(税込)/NO NAME/STOCKMAN ☎03-5426-2251 https://stockman.co.jp/brand/noname/、イヤリング ¥8,640(税込)/アビステ ☎03-3401-7124 www.abiste.co.jp
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