2ページ目(3ページ中) | 【40歳】晩婚晩産化時代の2人目どうする問題…体外受精までの壁が高すぎた!
順調に育った卵胞、タイミングもバッチリ、タイミング後のフーナーテストでも問題なし!
さらに医師から「あとは神に祈るだけですね」発言まで頂き、これで授からなかったら何か問題でもあるのだろうとさえ思ったほどです。
タイミング後、なんとなく妊娠できたような気がしていました。同時にこの妊娠はなぜかうまくいかないという予感があったのを覚えています。
市販の妊娠検査薬ではっきりとした陽性を確認しても、その不安が消えることはありませんでした…。
予感が的中。妊娠12週で稽留流産に…
それでも大丈夫だと信じ、妊娠判定のために受診。産院では「大きさとしては妊娠5週くらいですね、最終月経は問診票に記入した日付で間違いないですか?」と聞かれました。
妊娠と胎嚢は確認できましたが、あきらかに最終月経日に見合わない成長具合だということは、医師がかもし出す不穏な空気から感じとるに十分でした。
2週間経っても空っぽの胎嚢だけが映るエコー写真
2週間後に再度訪れた産院で、嫌な予感は的中しました。
胎嚢の成長はおろか、確認できるはずの胎芽のカケラが見当たらず、映し出されたエコーには前回と変わらない大きさの黒い袋が漂うだけ。空っぽでした。心拍もなし…。
ドクターの診断は「稽留流産」。
中身のない空袋だったからか、軽い腹痛は感じたものの、悲しみもなくあっさりと妊娠12週で自然排出してしまいました。
関連リンク⇒【妊娠超初期の流産・不育症】何が原因?
稽留流産以降の体調変化
稽留流産後、原因として甲状腺異常を疑われるも検査結果は問題なし。結局、原因不明でした。
医師からは2回月経を見送り、体が回復するまで妊活を控えるよう指示がありました。これ以降、きちんと二層あった基礎体温は乱れ、高温期が見られず低温期が長く続くのでした。
タイミング法で妊娠できるはず!と通院を再開するも…
指示された2回の月経を見送ったタイミングで、再び近所のクリニックを受診し始めました。
産院で「流産は誰にでも起こりうる事象」と言われたこと、妊活を始めて日が浅いことから、またタイミング法で妊娠できるはずと考えたからです。
基礎体温は変わらず低温期のままでしたが、エコーでみる限りでは卵胞が育っていました。
しかし卵胞が十分に育ち、排卵が起きそうな大きさなのに、病院で実施した排卵検査では完全に陰性。これには医師も首をかしげるほどでした。念のためタイミングはとりましたが、当然妊娠につながりません。
さまざまな不妊検査をしたけど原因不明
排卵誘発剤を使用したタイミング法にトライ!
次の周期では、排卵障害を考慮し排卵誘発剤を使うタイミング法を実施しました。
月経開始3日目から排卵を促す作用があるクロミッドを5日間同じ時間に服用し、十分育ったところでhCG注射を打ち排卵を促す方法です。打った当日と翌日の2回連続でタイミングをとることが望ましいのですが、これがなかなか厳しいものでした。
タイミングを拒む夫へ試行錯誤の日々。。
1日目は問題ないのですが、連日となると夫は明らかに面倒臭い態度でいたため、夫婦喧嘩に勃発したことも。
今後夫が妊活に協力しなくなると困るので、なにかいい方法はないかとたどり着いたのがシリンジ法でした。
シリンジ法とは、採取した精液を針のない注射器(シリンジ)で吸い上げて注入するという、画期的な妊活アイテムです。
口コミが多く、ちょっと試す感覚の私たちにちょうどいいものを発見し、購入しました。なるほど、自宅でできるため手軽!すれちがいがちな共働きカップリや2人目妊活ファミリーに愛用者が多いのも、うなづけます。
関連リンク⇒話題のシリンジ法とは?妊娠率や使い方のコツ
妊娠できない原因は…やはり年齢?
通院なしでもできるシリンジ法をつづけながら、排卵誘発剤を使ったタイミング法も再開。しかし、2回試すも惨敗。
妊娠できない原因は何か医師に尋ねると、高齢による卵子の質が問題ではないかと指摘され、体外受精を提案されました。この瞬間やっと、自分が2人目不妊であることを自覚させられました。まだまだ大丈夫!の時期はとっくに過ぎていたのです。
体外受精への壁① 夫婦間の温度差・考え方の違い
2人目が欲しい私は、先生からすすめられた体外受精へ進む以外の選択肢を持ちあわせておらず、当然夫も賛同してくれると思っていました。
2人目妊活にも比較的協力してくれたし、理解を得るには金銭面の問題を解決するくらいだと思っていたのです。
夫の言葉に驚き…「今さら、それ言う?」
まさかこのあと、大きな夫婦ケンカに発展するなんて思いもしなかった私は、夕食後の夫に体外受精へステップアップしたい旨を伝えました。
体外受精の了解を得るには金銭面がネックだと思い込んでいたので、治療費については私の貯金から捻出することなどを盛り込みながら相談しました。
私がひと通り話し終わったあと、口を開いた夫。この言葉で夕食後のまったりとした空気が一変します。
夫の考えとしては、自然妊娠での妊活に対しては容認してきたけれど、子どもがすでに一人いる私たちにとって体外受精までして2人目を考えなくてもいいじゃないか、というものでした。その発言を聞いた私は、「今まで妊活に協力的だったのに今さら?」「結婚前に子どもは2人欲しいって言ったよね?」「もう2人目に対する意欲が高まっている段階で反対するの?」と、いらだちが抑えきれず子どもの前で口論を始めてしまいました。
年齢リスクや安全性に不安も。問題はないの?
夫が体外受精にすぐに賛成できない理由はそれだけではありませんでした。
体外受精に挑む時点で、私たち夫婦は40歳。体外受精は本当に安全なものなのか?万が一、私に何かあったときのことを懸念していたのです。
夫は小さいときに両親が離婚し、育ててくれた母親も夫が30歳のときに他界しているため、自分の子どもにはひとり親にさせたくないという想いが人一倍強くありました。
そんな夫の気持ちを受けとめ理解しながらも、2人目をあっさりと諦められないくらい私の想いも強かったので、どうしたらお互いが納得できる答えに辿り着けるのか悩みました。
さいわい夫は、体外受精に対して「絶対に反対!」というわけではありませんでした。
勢いで走り出そうとする私と対照的に慎重派な夫は、一つひとつ自分で説明を聞いて安全性を確かめてから結論を出したいと提案してきました。私は夫に相談する前から体外受精にステップアップする前提で考えていたので、クリニックの先生に体外受精をすすめられたときから密かにクリニック探しを始めていました。
そのなかで、通いたいと思った病院で無料個別相談会を実施していることを知っていたのです。そのことを伝えると、病院と直接話ができ自分が納得できるか否か判断できるいい機会だと考えた夫は、さっそく予約。1ヶ月後には夫婦で病院を訪れていました。
無料個別相談会では、体外受精の流れや自然妊娠との違いなどの基本的な質問から、体外受精で行なう施術でのリスクや平均通院回数、高齢でも妊娠できるのかなど、お互いが気になることを納得するまで質問しました。
夫が気になっていたリスクについては、採卵など施術に伴う副作用が出ることもあるが確率的には少なく、重症化するケースが少ないことを説明してもらい納得したようです。
体外受精への壁② やはり心配な不妊治療にかかる費用
体外受精に進むにあたり、もう一つ夫が気にしていたことは将来のライフプランです。
私は2人目の不妊治療にかかるお金のことばかり考えていましたが、夫が心配していたのはもっと先のこと。2人目がうまれたときにかかる学費など、現状で子ども2人をきちんと育てられるのかという点でした。
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