【男性不妊Q&A】40代の夫が精索静脈瘤です。自然妊娠は難しいですか?〈専門医監修〉 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 【男性不妊Q&A】40代の夫が精索静脈瘤です。自然妊娠は難しいですか?〈専門医監修〉

【男性不妊Q&A】40代の夫が精索静脈瘤です。自然妊娠は難しいですか?〈専門医監修〉

2024/04/15 公開
病院を受診する妊活男性

画像ギャラリー

妊活メディア『あかほし』に寄せられた「夫の精索静脈瘤」についてのお悩みについて、山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生にお話を伺いました。

Q 泌尿器科で夫が精索静脈瘤と診断されました。自然妊娠は難しいですか?

〈質問者データ〉
妻36歳/夫40代
妊活歴1年3カ月
既往歴:なし

関連記事自覚症状はある?男性の不妊原因の多くに見つかる「精索静脈瘤」。自宅でもわかるセルフチェックのポイントも知りたい!

A 静脈を結紮(けっさつ)する手術で精子の状態が改善されれば自然妊娠も望めます

精索静脈瘤は、精巣のすぐ上にある静脈にこぶができてしまう病気です。静脈瘤ができると、血流が低下したり精巣の温度上昇が起こったりするために、精子の形成が妨げられる可能性があるとされます。

しかしながら、実際問題としては、精索静脈瘤の有無ではなく、精液の所見(濃度、運動率、奇形率など)が重要です。静脈瘤があっても、必ず男性不妊になるというわけではなく、もちろん自然に妊娠するかたもいます。

あくまで自然妊娠を希望するなら、泌尿器科で精巣とつながる静脈を結紮(けっさつ)する手術を受けることもできます。この場合、精子濃度や運動率は約3カ月でかなり改善するといわれています。

ただし、女性が高年齢の場合は、時間的に余裕がないこともあり、ART(高度生殖補助医療)を選択するほうが妊娠に結びつきやすいと考えます。

【あわせて読みたい記事】
【男性不妊体験談】YouTubeで話題!じょにぃさん「泌尿器科に行ったら、精索静脈瘤と診断。手術しました」
【体外受精のことが知りたい】受精卵の成長はどう管理してる?いい胚はどう判断するの?

『最新!不妊治療ナビ』
Kindle unlimited で読む

妊娠の仕組みや、治療の進め方、各ステップの基本知識のほかにも、主治医に聞けなかった、誰に聞いていいのかわからない、そんなギモンや不安に山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生がお答え!

\\あかほし会員ならプレゼント!//


あかほし会員には最新号を1人1冊お届けします!
新規会員登録、アンケートより住所を登録ください。登録いただいた住所にお送りします。
※お送りのスケジュールはこちらを確認ください


※認証コードのメールが届かない場合、「迷惑フォルダ」「削除フォルダ」「スパムフォルダ」等に自動的に振り分けられてしまうことがありますので、ご確認ください。

ログイン後、アンケートより送付先の住所登録をお忘れなく!

監修
監修

山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる