「裂けた」「毛抜きで一本ずつ…」「切るほうがマシ?!」大変なのは産後だった?会陰切開を拒んだ私たちの体験談5選
妊活・不妊治療をへて妊娠。その先の出産について予習してきたい!そんな声にお答えして、今回ピックアップしたのは「会陰切開」。お話を聞かせてくれたのは5名の会陰切開経験者。
お股を切るなんて…考えるだけでもおそろしい!会陰切開なんて絶対無理!私たちも、そう思っていました。会陰マッサージで何とかなる!…そんなケースもあると思うのですが、会陰切開を拒んだ結果訪れたのは、切るより痛みが長引くものだった。という経験談も。妊活・妊娠・出産を経て、わが子を腕に抱くまで。道のりは平坦ではないみたい。
会陰切開とは?
会陰とは、腟と肛門の間、またその周辺の部位のこと。分娩時、赤ちゃんの頭が出たり引っ込んだりするのを繰り返しながら、会陰がだんだんと伸びていきますが、伸びが悪く裂けることも。それを防ぐため、事前に切るのが会陰切開です。また、赤ちゃんが出にくいときや、赤ちゃんを早く外に出す必要が出てきた場合も会陰切開になります。
第1子出産で悟った…「裂ける」より「切る」ほうがいい!
●miiさんのケース(27歳、29歳、32歳で妊娠)

「会陰切開はしたくない」という妊婦さんは多いかもしれません。私もそうでした。しかし、初出産を経て考えが一変。2人目の出産では会陰切開を熱烈、希望しました。第1子の出産ではいったい、何があったのか。私の経験をお話します。
初出産では会陰切開を拒否!しかし…
私が出産したクリニックでは、妊娠後期にバースプランのヒアリングがありました。そこで目にしたのが会陰切開の項目。できれば切りたくない…と直感で判断し、「やむを得ないケース以外は、しないでください」と伝えました。
こうして迎えた出産。わが子は平均よりも体重があり、頭もビッグ。なかなか出てこず、陣痛の痛みになんとか耐え、12時間ほどかけて出産しました。安堵と疲労でホッとひと息。しかし、それも束の間…担当医師から「会陰が裂けちゃったからちょっと縫いますね〜」と声をかけられました。出産の痛みで全く自覚がありませんでしたが、どうやらわが子の大きな頭に会陰が耐えられなかったようです。深く考えず、お願いしますと返事をしました。
しかし!それが痛いのなんの!
麻酔をしましたが、縫合ではチクチクチクチク、痛みが続きます。早く終わって…と苦痛にもがき、出産の感動が吹っ飛びました。あまりの痛みに思わず「まだですか…?」と聞くと、裂けた会陰がガタガタで縫合に時間がかかっているとのこと。「こんなことなら、早い段階で切ってもらえばよかったかも…」と強く後悔しました。
会陰の傷跡は盛り上がり、ついでに痔にもなり下半身は満身創痍。産後はドーナツクッションを手放せない日々が続きました。ちなみに、溶ける糸を使用してもらったので抜糸は必要なし。それだけが幸いでした。
2人目の出産は会陰切開を熱望!結果もオーライ
初出産から3年後に2人目の出産を迎えました。バースプランのヒアリングでは、「会陰切開希望」とキッパリ。スムーズに出産できるなら会陰切開もOK。裂けるより切るほうがマシだなと1人目の出産を経験して感じたからです。
2人目の出産は無痛分娩を選択していたこともあり初出産時ほど苦しまず、会陰切開もタイミングをみて行ってもらい、とにかくスムーズなお産でした。
会陰の縫合は無痛分娩の麻酔をしていてもチクチクと痛みましたが、切り口がまっすぐだからか、縫合にかかる時間は裂けたときと雲泥の差!あっという間に感じました。初出産の際も会陰切開を希望しておけばよかった…とちょっと悔やまれました。これから出産する方は前向きに検討してもいいのでは?とお伝えしたいです。
会陰にまつわる「こうすればよかった!」3つのポイント
●suzumayuさんのケース(33歳で妊娠)

円座クッションの上に寝ているわが子
私の初出産での体験から、会陰にまつわる「こうすればよかった!」と思うポイントをお話しします。
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