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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【大山加奈さんインタビュー】不妊治療で双子を妊娠するまで①~結婚そして、はじめての採卵・体外受精~

【大山加奈さんインタビュー】不妊治療で双子を妊娠するまで①~結婚そして、はじめての採卵・体外受精~

2020/12/23 公開
2023/12/20 更新

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力強いスパイクを武器に日本女子バレーボールをアテネオリンピックへと導いた大山加奈さん。

現在は指導者として活躍中です。そんな加奈さんが体外受精で双子を妊娠したことを公表し、念願のマタニティライフを送っています。妊活中の心情を素直につづった、妊娠発表時のブログも大きな反響を呼びました。

3年におよぶ不妊治療ののち、2年間のお休みをへて、コロナ渦中に治療を再開、妊娠するまでの葛藤と心境の変化について伺いました。

とにかくケガが多かった現役時代。手術の影響で冷えを感じることも

幼いころからバレーボール漬けの生活を送ってきた私。腰の痛みをずっとかかえてきました。バレーボール仲間にも不妊で悩んでいる選手はたくさんいます。過酷な練習やストレスで中高生のうちから生理が止まってしまっても「かえってラクになった」と、病院にも行かず放置しているケースも多いです。

【大山加奈さんの妊活】とにかくケガが多かった現役時代。

私は生理はありましたが、とにかくケガが多く、毎日のようにボルタレン(痛み止め)を何錠も飲んでいました。脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で腰にメスを入れたせいか、下半身の冷えもひどかったです。

ブライダルチェックのために基礎体温をはかりはじめるも…

そんな私がアラサーで結婚することに。ブライダルチェックのために基礎体温をはかり始めたのですが、体温グラフがほんとにガタガタで驚きました。平均が35度台で、34度台のときも。

たぶん排卵もしていなかったのではないかと思います。検査でもAMH値がとにかく低くて、当時30歳でしたが、42~43歳相当の数値。
35歳くらいまでしか妊娠できないかもと指摘され、ショックでしたね。


zoomでインタビューさせていただきました!

関連記事:AMH値とは?値が低いと妊娠できない?

あせりながら不妊治療専門のクリニックへ

ちょうどそのころ、母にがんが見つかり、孫の顔を見たいと望んでいたので、妊活をスタート。早くしないと!というあせりがあり、最初から不妊専門のクリニックに行ったんです。

タイミング法を1年、人工授精を1年試しましたが、うまくいかず悩んだ末、ついに体外受精に進む決意をしました。

体外受精を始めるにあたり、心配だったのは自己注射。通院の回数を減らして仕事と両立するため、自己注射をとり入れたのですが、昔から注射が苦手だったので、自分でできるかな?と不安が大きかったです。最初は自分のおなかやお尻に針を刺すのはこわかったけど、頑張りました!

ただ、ホルモン剤の影響か、体重がふえてむくみがひどかったし、ちょっと動くとしんどくて!
ホットフラッシュで急に汗をかいたり…。どうしてここまでやっても妊娠しないのかと、情緒不安定になりましたね。

体外受精にトライ!採卵できた卵は5つでしたが…

そして迎えた採卵。卵は5つとれたのですが、グレードが低いものばかり。そのうち1つは胚盤胞まですすんだものの、主治医いわく「他院なら処分してしまうくらいのグレード」ということでした。

実績のあるクリニックだったので、わずかな望みをかけておなかに戻してみましたが、やはりダメで…。もうこんなことを続けてもムダなんじゃないかと、一気にあきらめモードになりました。

体外受精をする前はついにこれで妊娠できるのではと期待していたのですが、結果が出ず、心が折れてしまいました。体外受精は経済的な負担も大きいし、お金をかけてまたトライしても、この卵の質だと望みは薄いのかなと思って、もうお休みしようかと。

-ここから加奈さんは2年間、不妊治療をお休みします。
その間の葛藤や生活、そして訪れた転機などについては次回お届けします。

つづきを読む>>【大山加奈さん】不妊治療で双子を妊娠するまで②~体外受精の結果が出ない!妊娠報告がつらい!

大山加奈さん

1984年6月19日、東京都生まれ。元女子バレーボール日本代表。高校在学中に日本代表に選出され、オリンピック、世界選手権、ワールドカップと三大大会すべての試合に出場。「パワフルカナ」の愛称で親しまれ、日本のバレーボール界を牽引。2010年に引退後は全国での講演活動やバレーボール指導、解説など多方面で活躍する。2020年9月、ブログで双子の妊娠を発表。公式ブログ

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