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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠できる?原因や検査、治療についてドクターに聞きました

2025/03/12 公開
多嚢胞性卵巣症候群

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多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん・PCOS)は、原因がはっきり解明されていない排卵障害のひとつです。

「知っているようで知らない」という声多数の多囊胞性卵巣症候群。陣内ウィメンズクリニック理事長の陣内彦良先生に、多嚢胞性卵巣症候群の原因や検査、治療について教えていただきました。

関連記事生理不順を放置していたら「多囊胞性卵巣症候群」でした。妊娠に影響はありますか?〈不妊治療専門医アドバイス〉

①基礎知識を得る!

〈原因は?〉まだはっきりとはわかっていません

多囊胞性卵巣症候群は、生殖年齢にある女性の6~21%に見られる症状。原因ははっきりと解明されていませんが、内分泌の異常や、遺伝的な糖代謝の異常などが原因として推測されています。

血糖値を一定にするインスリンの分泌はあるものの、作用が十分に発揮されない“インスリン抵抗性”が関連しているといわれていますが、まだ研究段階です。

〈受診の目安は?〉月経周期が長い、2相にならないなら受診を

多囊胞性卵巣症候群の兆候として自分で判断できるのは、月経異常です。排卵しにくいため月経周期が長い希発月経だったり、基礎体温が2相に分かれず1相になっていたり、また、月経がまったくこない場合も。

このようなケースが当てはまる人は、クリニックを受診したほうがいいでしょう。

「早発卵巣不全」の場合もあるので受診は早めに!

「早発卵巣不全」は、卵巣内の卵胞が若いうちにほとんどなくなって排卵が起こらなくなること。症状は多囊胞性卵巣症候群と同じ月経異常ですが、早発卵巣不全は卵胞が少なくなって妊娠がむずかしくなるため、早急な治療が必要です。

次のページ>> 多嚢胞性卵巣症候群はどんな検査でわかるの?

監修
監修

医療法人社団JWC 陣内ウィメンズクリニック理事長。千葉大学医学部卒業。ニューヨーク・アルバートアインシュタイン医科大学不妊内分泌研究員。東邦大学医療センター大森病院勤務の後、2003年自由が丘に「陣内ウィメンズクリニック」を開院。「笑顔のあふれる妊娠希望治療を」の信念から、患者さんのストレスをやわらげ、リラックスできる治療体制に心をくだく。監修に『妊活 治療とアドバイス』『不妊治療ドクター監修 妊活ごはん135 こうのとりレシピで妊娠体質に!』がある。
Twitter:https://twitter.com/ Instagram:jinnai_womens@jinnai_womens

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