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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 【排卵日予測検査薬】わかりやすく使い方や仕組みを解説!基礎体温との違いは? 2ページ目(3ページ中)

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2025/03/17 公開

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排卵日予測検査薬の仕組み

排卵日が前もってわかる排卵日予測検査薬。どのような仕組みで予測するのかについてまとめてみました。

尿で検査をする場合

尿に排出されるLH(黄体形成ホルモン)の量の変化を察知することで、前もって排卵日がわかる仕組みです。

卵胞の発育をサポートして排卵を促すLH(黄体形成ホルモン)は、いつも少しずつ分泌されていますが、排卵日前に分泌量が急に増えるのが特徴。これを「LHサージ」といい、LHサージがみられてから約40時間以内に排卵するといわれています。

LHサージが検出されると排卵日予測検査薬は「陽性」という判定になりますが、検査薬によって「陽性」となるLH値は異なります。ちなみに日本製の排卵日予測検査薬は30~50 mIU/mL以上検出されると陽性となるものが多いようです。また、海外製や国内製の一部の排卵日予測検査薬の中にはLHの分泌量が20mIU/mLから「陽性」になるものもあります。

唾液で検査をする場合

排卵期が近づくと唾液中に含まれる塩分量が増えるという特性を活かし、唾液の結晶を見て排卵日を予測する仕組みです。

普段の唾液の結晶は斑点模様ですが、排卵期に近づくとシダの葉状になります。ただし、結晶の見方にコツがいるため、慣れるまでに少し時間がかかる可能性も。

ちなみに尿で行う排卵日予測検査薬でも、唾液を採取して確認する排卵日予測検査薬でも精度はどちらも同じくらいとされています。

基礎体温では正確な排卵日予測はできない

排卵日を確認する方法としてよく名前があがるのが、基礎体温です。基礎体温から排卵日をどう予測するのでしょうか。

基礎体温は、生理初日から排卵日までが低温期、排卵日から次の生理予定日の前日までが高温期になります。また、排卵が起こる前日から排卵日にかけて体温がガクンと下がる人もいますが、全員ではありません。もし下がらなくても心配しなくてOKです。

3周期ほど測ると自分の生理周期が規則的か、何日周期かというのを把握でき、そこから排卵しそうな日を予測することができます。ただ、排卵日予測検査薬よりも精度は高くありません。できれば基礎体温で排卵しそうな時期を把握しておき、実際の排卵期になったら排卵日予測検査薬を使って具体的な排卵日を予測するのがいいでしょう。

ちなみに、排卵日を予測するのにいちばん精度が高いのは、医療機関で行う超音波検査になります。

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大阪市立大学医学部医学科卒業。総合病院、不妊治療クリニックなどで勤務。現在は、都内の複数のクリニックで診療にあたる。アロマや漢方、心理療法などにも精通し、患者さんの悩みに一緒にじっくり向き合い、それぞれにあった解決法を提案してくれる。著書に『オトナ女子のためのスメらない手帖(健康美人シリーズ)』(主婦の友社インフォス)がある。

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