東尾理子さん「不妊」という言葉に違和感を感じた〜妊活振り返り1万字インタビュー
「TGP(Trying to Get Pregnant=妊娠しようと頑張っている)」という言葉を造り、ご自身の妊活をオープンにしていた東尾理子さん。東尾さんのブログや妊活メディア『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』を通して、彼女の言葉に励まされた妊活女性は当時もいまも多いはずです。
そんな理子さんは2018年に第3子をご出産!3児のママとして輝きつづけています。これまでの妊活を振り返りながら、妊活中の考え方などについてお聞きしました。理子さんのナチュラルで前向きな姿勢に、妊活のヒントをたくさんもらえるはずです。
東尾理子さん「体外受精を始めるまで」
――2009年、34歳でご結婚されました。当初から子どもは何人欲しいといった話は、ご夫婦でされていたんですか?
お互い、いずれ子どもは欲しいねとは言っていましたが、人数のことまでは考えていませんでした。「何人くらい欲しい」という会話もしたことはなかったです。
結婚して半年たたないくらいの頃、検診を長く受けていなかったので、産婦人科に行くことにしたんですね。結婚したことだし、とりあえず検査だけひと通りやろうかなと思って。同じ検査をするんだったら、ついでに不妊検査もやってみようかな、という軽い気持ちでした。卵管造影検査とか、抗体検査とか、ひととおり検査をしましたが、とくに問題はなく、夫も私も年齢相応といった感じ。
そのときに医師から「次は○日頃がタイミングですね」って言われたんです。今考えるとそれが治療のスタートだったと思うんですが、そんな感じで、いつの間にか治療が始まっていた感じでした。
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不妊治療、どんな治療をした?
――治療はどんなことをされたのでしょうか?
最初は、本当にドクターに言われるがままに、治療をしていた感じです。
まずはタイミング法を8回、その後、人工授精を6回。今振り返ると、のんびりしていたなと思うんですが(笑)、1年以上はタイミング法&人工授精を続けていました。
あと、私の場合、排卵誘発剤が使えなかったんです。
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