ズバリ「卵巣に残っている卵の数」がわかる検査があるってホント?【最短ルートで妊娠したい!】
妊活を始めるにあたって知っておきたいのは、最新の治療や、妊活の新基準。今回は、最短ルートで妊娠するために知っておきたい「基本のQ&A」。神谷レディースクリニック岩見菜々子先生に教えてもらいます。
卵巣に残る卵の数がわかる検査があるってホント?
【ドクター回答】AMH検査でわかりますが、卵子の質はわかりません
卵子の数は女性が年齢を重ねれば重ねるほど、減っていきます。
卵子が卵巣の中にどれぐらい残っているのか、その目安となるのがAMH(アンチミューラリアンホルモン)です。
AMHを調べることで、卵子の数や卵巣年齢が推測できます。実年齢が若くても、AMHが低い人もいます。AMH が低いと妊娠可能期間が限られることがありますので、早めに治療を始め、ステップアップを検討したほうがいいでしょう。
ただしAMHは卵子の数の目安で、卵子の質とは関係ありません。
関連記事:AMH 検査はなぜ大事?どんな検査なのか知りたい!
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3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。
4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。
5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。
6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。
7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。
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2005年札幌医科大学医学部医学科卒業後、初期・後期研修を終え、09年より札幌医科大学附属病院産婦人科にて在籍。その後11年より、札幌近郊の二つのクリニックに勤務。14年6月より神谷レディースクリニック勤務。日本産科婦人科学会認定専門医、日本生殖医学会 生殖医療専門医、日本抗加齢医学会 抗加齢専門医。「多くのみなさんができるだけ早く妊娠できる不妊治療がモットーです!」
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