妊娠したい場合「睡眠薬」は飲まないほうがいい?睡眠が足りない場合、赤ちゃんにもリスクが!【妊娠する前からできること】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 妊娠したい場合「睡眠薬」は飲まないほうがいい?睡眠が足りない場合、赤ちゃんにもリスクが!【妊娠する前からできること】

妊娠したい場合「睡眠薬」は飲まないほうがいい?睡眠が足りない場合、赤ちゃんにもリスクが!【妊娠する前からできること】

2023/09/25 公開
2024/11/11 更新

画像ギャラリー

「プレコンセプションケア」を知っていますか?

これは将来の妊娠を考えながら、自分の体と心の状態を知り、妊娠前から体の調子や生活習慣をととのえていくこと。では、赤ちゃんを迎えるために、妊娠前の女性が気をつけるべき心と体のケアや生活習慣とは?

【監修】
「さっぽろARTクリニックn24」
藤本 尚 院長

神谷レディースクリニック副院長をへて、2014年にさっぽろARTクリニック、2019年にさっぽろARTクリニックn24を開院。早くからプレコンセプションケアに力を入れ、プレコン相談室も開設。プレコンYOGA なども実施している。

睡眠不足です。妊娠を目指すなら、睡眠薬はNG?

仕事や家事で忙しく、睡眠時間は6時間あればいいほうです。睡眠不足は不妊と関係がありますか?

何時までに床につき、何時間くらい寝るべきでしょうか。
ストレスのせいか寝つきが悪く、睡眠薬を飲むこともありますが、妊活中はやめたほうがいいですか?

(34歳 妊活歴1年2カ月)

寝不足は胎児の発育不全のリスクがあります

(ドクター解説)
世界的な論文によると、睡眠時間が短い妊婦からは発育不全の赤ちゃんが生まれる率が高いという報告もあるので、あまりに短いのはよくありません。

日本では6~8時間の睡眠がよいとされていますが、妊婦に関していえば8時間前後とるのが理想的でしょう。

睡眠薬は特に妊娠初期には控えたい薬のひとつです。

ただ、精神疾患のある人が妊娠後に勝手に薬をやめて、かえって症状が悪化するというようなケースもあります。妊娠というのはお母さんの健康が土台です。

私たち医師は必要な薬を飲むメリットとデメリットを天秤にかけて、飲むべきかどうかを判断します。

妊娠前なら睡眠薬を飲んでも構いませんが、たとえば適度な運動をして、心地よい疲労で自然に眠れるようにするとか、妊娠前から薬を飲まなくても眠れる自分に戻しておくことがたいせつです。

あわせて読まれている記事
注目の「オメガ3」で睡眠の質を上げよう!不安で眠れないとき、妊活中に欠かせない油

子宝風水で「寝室」を見直す!妊娠を望むならこんなベッド配置はNG

札幌医科大学医学部卒業後、札幌医科大学産婦人科教室に入局。同大学講師、神谷レディースクリニック副院長をへて、2014年にさっぽろARTクリニック、19年にさっぽろARTクリニックn24を開院。早くからプレコンセプションケアに力を入れ、プレコン相談室を開設。プレコンYOGAなども実施している。
医学博士。日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医。臨床細胞学会細胞診専門医。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる