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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 性交痛があって挿入できない…。したいのにできない、わたしだけ?改善の方法はあるの?【ドクターに聞いてみた】

性交痛があって挿入できない…。したいのにできない、わたしだけ?改善の方法はあるの?【ドクターに聞いてみた】

2023/10/28 公開
2024/08/21 更新

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現在、多くの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。しかし、不妊治療には時間的なリミットが。

後悔しない判断をするためには、まず自分たちの置かれている状況をよく知ることが大切です。妊活中の体の気がかりや疑問に山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生が答えてくれました。

性交痛があり、挿入がなかなかできません。改善できますか?

質問者データ
20代後半・夫の年齢30代
妊活歴7ヵ月
既往歴:性交痛

性交時に痛みがあります。痛くてなかなか挿入できません。どうやって改善したらいいのでしょうか?

潤滑剤を使ってみる、女性ホルモンを補充する方法もあるので婦人科を受診してみては

膣の入り口が痛くて夫婦生活が満足にできない方は、たまにいます。おもな原因は腟の乾燥によるものですが、無理に挿入しようとすると、ひりひりするような痛みを感じます。

女性は、気持ちが盛り上がらないと十分に潤わないので、ゆっくり時間をかけて、やさしく行うことにより、挿入が可能になるケースもあります。パートナーとよく話し合って、痛まない方法をさがしてみましょう。

なかなか濡れない、濡れにくい場合は、すべりをよくする市販の潤滑ゼリーやローションを使ってみてもいいでしょう。

また、女性ホルモンのバランスがくずれ、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が低下すると、濡れにくくなり、性交痛を引き起こすこともあります。エストロゲンは年齢とともに減少することが知られています。そんなときは、不足しているエストロゲンを飲み薬や貼り薬、注射などで補充する方法がありますので、婦人科で相談してみましょう。

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その痛み、子宮内膜症の可能性もあります

入り口ではなく、奥のほうが痛む場合もあります

監修
監修

山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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