2ページ目(3ページ中) | アメリカ人の夫との明るい妊活。コツは情熱的カップルの気持ちになりきること【100人の妊活・不妊治療記#016】
子宮頸がん検診の結果を聞きにいかず、4年後に怒られる
このころ、子宮頸がん検診を受けに、近所の婦人科に行ったのですが、ここで驚きの事実が!
実は20代前半で膣カンジダ症になったときも、この病院を受診して、内診のついでに子宮頸がん検診を受けていたのです。しかし当時はワーキングホリデーに行く直前で忙しく、検査結果を取りにいくのを完全に忘れていました。
4年ぶりに再訪すると、前回の子宮頸がん検診が要再診のため、何度も連絡してくださったとのこと。結果を取りにこなかったことを怒られました。LSIL(軽度異形成)で、「がん」の診断ではなかったけど、まれに進行して悪性になることもあるので、精密検査が必要な状態だったそうです。
今回の検査では異常がなく、どうやら自然治癒したようですが、くり返す可能性もあるので「今後は必ず毎年、子宮頸がん検診を受けるように」と言われました。それ以降は約束を守って、検査を受けています。
アメリカの義両親へのあいさつを終え、妊活開始
アメリカ人の夫とは、オーストラリアから帰国したころに、友人の紹介で知り合いました。もともと金髪で青い目や、色素が薄い外国人のジェントルマンが好みでしたが、偶然にも同じエリアに住んでいたことが発覚して、意気投合。つきあって1年後にいっしょに住み始め、それから1年半後に結婚しました。
妊活を始めるきっかけの一つは、夫の給料が上がって、たとえ私が仕事をできなくなっても、生活に困らない自信ができたこと。同棲を始めたころから、いつ結婚して子どもができてもよかったのですが、夫の経済的な自信は、妊活への前向きな後押しになったと思います。
もう一つのきっかけは、アメリカの義両親への訪問とあいさつが終わったこと。コロナ禍で、入籍後も両親には一度も会えていなかったので、初めて会うのに子連れというのもどうかなと…自分的にすごく気になってしまいました。
もし妊娠したら、妊娠初期に海外旅行するのはなぁ…と思ったり、心配事のない状態で行きたかった、というのもあります。妊娠中は食べられるものも制限されると聞いていたので、アメリカで好きなものを好きなだけ食べたいという思いもあって(笑)。義両親にあいさつを終えてから帰国後に妊活を始めました。
妊活に消極的な夫にも効果てきめん「人生の逆算カレンダー」
夫は妊活に少し消極的だったんです。そこで、妊活を始めるにあたって、夫に「人生の逆算カレンダー」を書き出して見せました。
たとえば今、私が30歳で、あなたが34歳。妊活して子どもを授かっても、実際に生まれるのは1年後。その子が小学校から中学、高校、大学を卒業するとき、あなたは何歳です…という年表を作成して、現実を見てもらいました。
子どもが成人するとき、私はこんな年齢なのか!と、自分でもショックを受けたのですが、夫にも「あなたはまだ働いている? 子ども1人ならまだしも、2人欲しいなら、もっと時間がないよ」とたたみかけました。夫も、もう後回しにはできない、マジで妊活をがんばらないといけないな、と思ってくれたみたいです。
私たちはふだん、英語で会話しているのですが、お互いに誤解していることもよくあるので、大事なことは紙に書くなどして、目に見える形で確認しています。以前から海外移住も計画していて、この逆算カレンダーを作り始めました。ビジュアル化することで人生設計がクリアになるので、妊活に温度差があるカップルにもおすすめです。
夫と私が何歳のときに子どもが学校を卒業するなど、「人生の逆算カレンダー」を作ってプレゼン。妊活に消極的だった夫も納得し、本腰を入れてくれるように。
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