3ページ目(3ページ中) | 夜中に訪れた激しい腹痛の結果…。どこか楽観的に見えた夫の本心とは【100人の妊活・不妊治療記#005】
夫の趣味でもあるバイクの免許をいつか取りたいと思っていたので、このタイミングで一旦妊活を休んで、免許を取得することに。無事バイクの免許を取得し、再び妊活を開始しました。そこから2回目のタイミングで、無事息子を妊娠したのです。
自動車整備士の制服を着て、念願だった自分のバイクを整備!
実は1回目の流産を経験して、その後もすんなりは授からなかったので不安もありました。年齢も30代目前になり、親しい友人も同時期に妊娠や出産をしていたので、なんとなく同じくらいに生みたい気持ちもあり…。夫には次の妊娠はサプライズで伝えようと思っていたのに、うれしさのあまり、すぐにそのまま伝えてしまいました(笑)。
妊娠したときの妊娠検査薬。くっきりと陽性反応が
関連記事→「これって妊娠反応?」妊娠検査薬リアル100選!陽性の線ってどれくらいの濃さ?写真を一挙公開
経過は順調だったはず…なのに、まさかの症状が
私の場合、つわりは全然なく仕事も普段通りできていました。それが最後のほうの検診で、血圧が高くなっていることがわかったんです。
妊娠24週3日のときに撮影した4Dエコー写真
それからは自宅でも血圧を測っていたのですが、ある日突然、血圧の数値が170~195くらいになりました。病院からは140を超えたら電話するよう言われていたため連絡すると、すぐに入院バッグを持って来るよう指示が。
病院につくと血圧は下がっていたのですが、帰ったらダメと言われ、37週ぴったりだったこともありそのまま出産することになったんです。病院からは1歩も出ることが許されなくて、有料駐車場に停めっぱなしの車や、車の中の入院バッグを取りに行くこともできず、家には飼い猫が残されていて…。そのとき夫は出張中で、すぐには駆け付けられず。
途方に暮れていましたが、車で20分ほど離れたところに住む両親に来てもらい、何とか難を逃れました。出産は、最初は自然分娩の方針で、バルーンを入れるなどの処置をされていたんです。それが翌日状況は一変して、子宮口は8cmほど開いているのに赤ちゃんの心拍が弱くなってきて。まだコロナ禍だったため両親の立ち会いもできず、心の準備もできないまま緊急帝王切開で出産しました。
職場は女性が自分1人だけ。安心して妊活できたのは上司のおかげ
私はもともと自動車整備士で、ある程度の経験を積んでから国家資格を取得し、自動車検査員になりました。妊娠するまでは、自動車整備士と自動車検査員を兼任して働いていたんです。でも妊娠中はお腹が双子並みに出ていたこともあり、整備士として動くことが難しく、自動車の部品を管理する仕事をメインにしていました。
職場にいる女性は私1人だけなのですが、そういった配慮があったのは上司のおかげです。上司は40代前半の男性です。すごく家庭を大切にしていて子育てにも積極的な方で。流産したときも上司には報告したのですが、話を聞いてとっても親身になってくれました。妊娠中も「力仕事はするな」とたびたび言ってくれていたんです。
妊活や出産で休む際に申し訳なさがありましたが、周囲が理解してくれていたことは本当に心強かったです。安心して臨むことができました。
家族でハイハイレースに参加したところ、息子が優勝!
数カ月後に復職する予定です。今後は自動車検査員の資格も活かしながら、指導者の立場として働いていく予定です。
※あくまで個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
まとめ/伊藤絵里子
あわせて読みたい記事
●「僕たちの赤ちゃんを取られたわけじゃないよね?」夫の一言でハッとしました
『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。
- 24時間
- 月間
-
1【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生2〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】3〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】4【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈神奈川レディースクリニック〉胚培養士・鈴木亮祐さん5【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!6【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも7流産の原因は?自覚症状はある?防ぐことはできる?「自分を責めたり思い詰めたりしないで」【医師監修】8会員限定妊娠9週の壁?流産が怖い…どうしたら乗り越えられますか?【医師監修】92024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い10「流産」と診断されたら、手術が必要? 次の妊娠まで、どれくらい待ちますか?【医師監修】
-
1【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!22024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い3【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも4〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】5「今月もダメだった…」34歳で授かるのって難しいのかな。会社で評価されても私の心は晴れなくて【30%~私の妊カツ~】#1(前編)6【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生7「避妊してないのに妊娠しない。つまり私は…」妻の訴えに年下夫は【30%~私の妊カツ~】#5(前編)8【精液検査の体験記】「なんだかんだで採精室にワクワク!」人気ブロガーが赤裸々レポート!9「仕事が生きがいなんじゃない?」結婚5年目。年下の夫との仲はいいけれど、たったひとつ足りないものがあって【30%~私の妊カツ~】#1(後編)10「健康な30代でも1年以内に妊娠する確率は30%前後」そんなこと知らなかった【30%~私の妊カツ~】#6(前編)