着床を促す「アシステッド・ハッチング」ってどんな方法?【体外受精・顕微授精Q&A】
現在、5.5組に1組もの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。しかし、不妊治療には時間的なリミットがあるのも事実です。
今回は、山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生に、「体外受精」と「顕微授精」に関する疑問に答えてもらいました。
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【質問】「アシステッド・ハッチング」について教えてください。
〈質問者データ〉
38歳/夫の年齢40代
妊活歴4年半
既往歴:AMH(アンチ・ミューラリアンホルモン)低値
体外受精3回で妊娠せず…。着床を促す特別な方法があると聞きました。それはどんな方法なのでしょうか?
【お答え】うまく孵化できない胚の卵の殻にあたる部分の透明帯を切開して孵化を助ける技術です
体外受精や顕微授精がうまくいかない原因のひとつに、胚が透明帯をうまく破れず、孵化できないケースがあるといわれています。孵化した胚の中身が子宮内膜にもぐり込んで初めて着床が成立しますから、うまく出てこられないと、着床はありえません。
そこで、孵化が起こりやすいように、移植前の胚の透明帯に、あらかじめ穴を開けたり薄くしたりするのが、孵化補助(AHA/アシステッド・ハッチング)と呼ばれる技術です。
特に凍結胚移植では、世界中の多くのART(高度生殖補助医療)実施施設で行われており、安全性は確立しています。
当院では、レーザーを使うアシステッド・ハッチングを行っています。操作がよりすばやく正確に行えること、操作の際に卵に与えるダメージがないなどの点で優れています。
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