Dream Ayaさん登壇!「自分の不妊治療体験を発信していければ」【みんなで支える妊活のリアル】イベントレポート
毎年6月は〈世界不妊啓発月間〉ということはご存知でしょうか?啓発イベントの一環として、2025年6月25日に、製薬メーカー「メルクバイオファーマ」主催『みんなで支える妊活のリアル』と題した妊活セミナーが開催されました。
〈未来をつくる力 :妊娠力を知るセミナー〉をテーマに、不妊治療クリニックのドクターによる最新の知見や、妊活経験者の有名人(Dream Ayaさん)の体験談から、将来のライフプランについて考えるきっかけづくりとなったセミナーの様子をお届けします。
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【みんなで支える妊活のリアル】イベント開催
製薬企業として医薬品の製造販売だけでなく、妊活のサポートを通じて自分らしい生き方・働き方の実現を目指すメルクバイオファーマ株式会社が、『みんなで支える妊活のリアル』と題した妊活セミナーを開催。
会場には、〈未来をつくる力 :妊娠力を知るセミナー〉がテーマということもあり、既婚未婚、性別、妊活をしている・していない関係なく、自分の将来のライフプランに対する意識が高いかたが集まりました。

第1部/人間の妊娠率は?生殖医療専門医による「5年後の未来」
第1部の【Reproductive choice 5年後の自分が、“あの時、知っておいてよかった”と感じられるように~妊娠力の見える化と、家族計画実現に向けたリアルな選択肢~】と題した講演では、「torch clinic」理事長兼恵比寿院院長の市山卓彦先生が登壇。
生殖医療専門医としての立場から〈5年後に自分はどうなっていたいか、どのような家族計画を実現したいのか〉についてお話しいただきました。

日本では、妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交していたにもかかわらず、1年間妊娠しない場合を、「不妊症」と言います。動物と人間を例に挙げて、1ヵ月でうさぎは90%、マントヒヒは80%、そして人間は20%と、人間はなかなか妊娠しない生き物だということを冒頭で説明する市山先生。
「女性は1ヵ月の月経周期の中で1回だけ排卵が起きます。つまり、1ヵ月に1回妊娠のチャンスがあるわけですが、これを累積していくと、1回目で20%、4ヵ月目にはだいたい50%くらいのかたが妊娠する計算になりますので、1年後の12回目は累積妊娠は93%に当たります。1年間の妊娠で授からない7%の方を「不妊症」という形で定義されています。
ですが、35歳以上の場合は半年以上妊娠しなければ治療が推奨されていたりと、時代に応じて不妊症の定義も変化していることが特徴です。
加齢に伴って妊娠する力も低下していきます。現在、男性の初婚年齢が31歳、女性が30歳と言われているように、日本は特に晩婚化も進んでいます。さらに日本は、婚姻と赤ちゃんを産むということがリンクしていますので、結婚が遅くなればなるほど妊娠する力が落ちてきてしまうことが課題となっています。
排卵日にタイミングを合わせるとき、だいたい10代のカップルであれば10%と言われていますが、30代後半になると妊娠率は5%まで低下すると言われています。当院では、そのときどきの患者さんの年齢によっては、半年くらいタイミングをとってみて難しければ再度受診してください、といった声をかけることもあります」
女性も男性も「自分事として行動に移す」
torch clinicに訪れる患者さんのなかには、初診の際に「妊娠に関する情報を早めに知りたかった」という声が多く聞かれるようです。
「妊娠に対する正しい情報を知らないまま時間が過ぎてしまい、子ども授かりたいと思ったときに選択肢が減ってしまう。これは個人の権利が奪われることになりますので、とても悲しいことだと思います。
28歳から妊活を始めてひとり赤ちゃんが欲しいかたもいらっしゃれば、35歳から妊活をして絶対に赤ちゃんが二人欲しいというかたもいます。その方々が実際に不妊治療クリニックにきたとき、こちらが提案する内容はだいたい違います。ですが、どんなかたにも共通して言えることは、『妊娠・出産、理想の家族計画を実現する将来をイメージして正しい知識を得る』ことが大切だということ。そして、それを行動に移すことがとても重要だと考えています。
不妊の原因の半分は男性と言われているので、女性だけではなく男性も検査をすることが大切です。今は4.4組に1組のカップルが不妊治療クリニックを訪れていると言われているくらい身近なものになっていますので、家族計画の実現のためにも、不妊の検査や不妊治療を選択肢に入れていただけたらと思います」
今回のような妊活セミナーに参加したり、気軽にできるブライダルチェック(健康診断の妊活版)で自分やパートナーの身体を調べたり、より詳しい検査をするため不妊治療クリニックを受診したり、妊娠に対して受け身ではなく、自分事として捉えて行動に移すことが大事だということがわかりました。
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