卵巣が腫れるってどういうこと？症状は放置しておくとマズいの？【先生教えて！赤ちゃんが欲しいので体外受精を始めます】

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赤ちゃんが欲しいと始めた妊活。なかなか授からず、ステップアップして体外受精に進む方もいるでしょう。体外受精を行う場合、採卵による痛みや体への影響に不安を感じるという声も。
今回は不妊治療専門ドクターに、採卵時の体への影響について答えてもらいました。

採卵したら卵巣が腫れる？どうして？解決法は？

●Aさん　40歳
●妊活歴６カ月

体外受精をしている姉とよく妊活について情報共有をしているのですが、先日「採卵をしたら卵巣が腫れた」と聞きました。採卵したら卵巣が腫れることがあるのですか？それはなぜですか？わたしもこれから体外受精へのステップアップを考えているので不安です…。

関連記事：体外受精とはどのような不妊治療？大まかな流れやよくある疑問

【ドクター回答】採卵するためにたくさんの卵胞を育てた結果です

自然な状態では、卵胞は毎月１個育って排卵されます。でも、それは複数の卵胞の中から１個だけが排卵するようにコントロールされているということで、元々はたくさんの卵胞が育ち得る可能性を持っています。そのたくさんの卵胞を全部育てようというのが体外受精です。

つまり、卵巣が腫れるのはたくさんの卵胞を育てた結果、卵巣が大きくなっている状態で、たくさん実がなっているブドウのイメージです。これを卵巣過剰刺激症候群（OHSS）といいます。

おなかが苦しい、張った感じがするなどの症状が出るのはよくあることですが、採卵後１週間ぐらいで生理が始まると、腫れが引いて治まります。ただし、卵巣が腫大した状態で対策をとらずに放置していると、卵巣がねじれる「卵巣茎捻転（けいねんてん）」や脱水が起こったり、腹水がたまって入院になるなど重症化することもあるため、カベルゴリンやレトロゾールなどの薬を内服して予防します。

関連記事：『体外受精のリスク』で知っておきたい６つのこと

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妊活スタート！治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

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２.　予約（WEB予約をクリック）
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

３.　クリニックに行く／問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付＆問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

４.　先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

５.　内診＆超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

６.　血液検査＆尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

７.　会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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