2ページ目(2ページ中) | これが本当に最後の不妊治療と決めていました。治療を通じて気づいたこと、かかったお金、振り返って思うこと【ただいま進行中!アラフォー妊活記録/最終話】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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体験談
2022/07/23 公開
2023/09/16 更新

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私が通っていたクリニックは、ネット情報を見ていると“決してお安くはない”ということは通う前から知っていました。だた、私には肉体的にも精神的にもとても合うクリニックだったので、ここのクリニック&先生方にお世話になれたのはよかったです(もちろん結果論になりますが)。

数年前、体も心も疲弊するクリニックに通った経験があったので、そこは何より大切にしたところだったかもしれません。

また凍結していた受精卵は3つで、1回目の移植で1つ、2回目の移植で2つお腹に戻したので、現状残りの受精卵はゼロ。どちらにせよ、自分の体への負担や不妊治療の自分的年齢期限を決めていたこともあり、2人目治療などは考えていないため本当にこれで私の不妊治療は終了となります。

振り返れば、なんだかぼんやりしながらも少しずつ少しずつ前に進もうとした不妊治療でした。自分の体や夫との向き合い方、心のコントロール、仕事との両立など、本当に壁だらけ。

その中で私が自分自身の不妊治療に取り組んでみてわかったのは、何事も

「自分に起こるか、起こらないか」
「自分がどうしたいか、どうしたくないか」

に向き合うことの大切さだったように思います。

不妊治療を始めたことで、ネット上に同じような仲間を探したり情報を検索しまくっては一喜一憂していましたが、そこから情報を得て安心したり心配したりしたとしても、自分の身に起こるときは起こるし、起こらないときは起こらない。受け入れる情報は自分でしっかり精査しないといけないのだなということ。

そして何よりも治療して体や心、もちろん時間という負担ものしかかってくるのは何より自分です。だからこそ自分がどうしたいか/どうしたくないのかは明確にして、ちゃんとパートナーに(冷静に)伝えることは必要なのだと思いました。誰のためでもない、自分と夫の未来のためにも…。


不妊治療中、何度か参拝に訪れたのは大阪・天王寺にある堀越神社。
移植前、移植後にはお参りに行くのが自分の心の拠り所でした

この連載を執筆している時点で、出産までは4ヶ月弱。出産時は42歳になっていることもあるし、この後のどの時点でも安心することはないと思います。

ただ、ここでも「自分に起こるか/起こらないか、自分がどうしたいか/どうしたくないか」を考えながら、その日に向けて過ごしていこうと思います。
ここまで私の不妊治療の記録にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

この連載をはじめから読む
40歳で妊活スタート。リミットと決めた43歳に体外受精で妊娠【40代の不妊治療体験談】

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PROFILE
ミキさん
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ミキさん

あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。

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