ヤーズを服用していたのに排卵がない…。年齢のこともあり、これからの妊活が不安です【不妊カウンセリング】
家族や友人など親しい仲でもなかなか相談しにくい、不妊治療についてのお悩み。先が見えない不安に押しつぶされてしまいそう。同じような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みに、NPO法人Fine公認 不妊ピア・カウンセラーさんがアドバイス。
今回は、「生理周期が長く排卵が不安定で…」とお悩みの方のケースです。
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ヤーズを飲んだら排卵がうまくいくと思っていたのに…
ご相談者:あさり様
はじめまして。去年の夏に8歳年上の男性と再婚しました。お互い再婚で私には11歳の娘、夫には12歳の息子がいます。その息子は元奥さん側にいます。
今までヤーズを服用していて、今は基礎体温を測りながら持病のうつ病の薬を服用しています。先日あまりにも基礎体温がバラバラなのと、生理周期が40日のことが気になり、かかりつけの婦人科を受診しました。
先生の言葉は「排卵がうまくいってないから生理周期が40日になってきている」でした。その日は血液検査をして帰って今検査の結果待ちです。
ヤーズを服用すると生理や排卵がうまくいくと聞いていただけに、かなりショックを受けました。
夫は「そのうち出来る。二人とも子供がいるから不妊ではない」と言いますが、私は今年33歳、夫は41歳になります。あまりゆっくりもしていられないなと少し気持ちが焦っています。
検査結果で何が分かるのか、その後どんな治療をするのか…すごく不安です。
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まずは、わからないことは医師になんでも相談を
あさり様
こんにちは。NPO法人Fine公認不妊ピア・カウンセラーの辻英美です。子どもがほしくて不妊治療を受けましたが、今は夫と二人の生活をしています。
あさり様は、検査の結果とその後の治療のことを考えてとても不安になっていらっしゃっていて、さらに、ヤーズを服用していたのに先生から「排卵がうまくいっていない」と言われてショックを受けているのですね。私は医療者ではないため、医療のことについてはお答えできないので、不妊ピア・カウンセラーとして回答させていただきます。
子どもがほしいと思っているのに、なかなか思うように授かれなくて、もしかしたらマイナスの要因があるかもしれないような状況のときに、不安を感じるのは自然なことです。その不安があまりにも大きくて苦痛に感じられるときは、軽減するための方法がいくつかあります。
この先どうなるのかわからないというときには、だれでも不安が大きくなります。まずは、かかりつけの婦人科の医師に検査の結果やその後の治療について、わからないことはなんでも質問しましょう。
検査で排卵がうまくいっていない原因がわかれば、治療で改善することができるかもしれません。
今ある不安を軽減させるために、視点を変えてみませんか?
そして、検査の結果、子どもを授かるためにはマイナスの原因があったとしても、あさり様がかけがえのないとても重要な存在であることには、何ら変わりはありません。
ただ、検査の結果がわかって今後の治療の内容を理解したとしても、子どもをいつ授かることができるのかどうかは誰にもわかりません。
私も不妊治療中は、このままずっと子どもが授かれないかもしれないという不安を感じていました。私にとって、子どもがいない将来なんて真っ暗闇の暗黒の世界のように感じていました。
今は子どもがいない生活を送っていますが、不妊治療中に私が感じていたほど、暗黒の世界ではなかったと思っています。日々、小さな幸せを感じることもできます。
希望がかなわないときは、マイナスのことにとらわれてしまうことも多いと思いますが、少し視点を変えれば、日々の生活の中に幸せは見つかるものだと思います。
あさり様のまわりにも幸せは、きっとあると思います。不安が大きくてつらいなと感じたときには、あさり様にとっての幸せを探してみてはいかがでしょうか。
そして、何よりもあさり様ご自身の身体を大切になさってください。子どもを授かったとしても、あさり様が身体を壊してしまっては元も子もありません。
あさり様が楽になることを最優先して、この先の治療を進めてほしいと思います。
協力/NPO法人Fine
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