2ページ目(4ページ中) | 自分で出てきた子を拾って…、流産に慣れている自分も嫌…、期待したくないから喜べない…【流産を経験しました】
Hさん:じつは今、職場に産休に入る方がいるんです。
以前だったら、モヤモヤしてしまったかもしれないのですが、今は前ほどモヤモヤを感じなくはなりましたね。
Iさん:わたしは、今は仕事をしていません。だから妊活に邁進できるのはいいのかなとは思っているですが。
最近は、フライング検査をして陽性反応が出てもまったく喜べなくなっています。心配で…。
だから心配し過ぎて1日2回とか妊娠検査薬をやらないと不安…という人の話などを見ると、とっても気持ちがわかりますね。

Hさん:私も、移植して陽性判定の前日にフライング検査をしてしまったりします…!
Iさん:診察日まで間が空くとやっぱり不安なので、診察前とかにはフライングとわかっていても検査してしまいますよね…。
ーーIさんは最近流産をご経験していますが、体調などは少し回復されましたか?
Iさん:病院で胎嚢は確認できたんですが、そのときも「あんまり大きくないね」と言われていました。その10日後に心拍確認に行ったんですが、確認できず…。その数日後にまたいったんですがやっぱり確認できなかったので、稽留流産という診断になりました。
先生から赤ちゃんもそんなに大きくないので、自然と出てくるのを待ちましょうと言われ、診断が出た後、膣剤をやめました。そうしたら2日後に自然と排出されてきましたね。早く出てきてくれたのは良かったのかな、と思うようにしています。
体調などは落ち着いてきたんですが、気持ちは焦っていて「次に向かいたい」「ダメならだめで早く次に行かなきゃ」って焦ってしまうんです。どうしてもチャンスが年にわずかしかないと考えてしまって…。
流産も経験…。不妊治療中、子どものいる方との付き合い方どうしてますか?
Hさん:Iさんは子どものいる友人との付き合い方どうしてますか?
私が治療をしているのを知っている友人は、子どもを預けて会いに来てくれる人もいます。でも、あまり気を遣わせるのもなぁと思ったりしていて…。
Iさん:私は周りに不妊治療をしていることを言っていないんです。だから、普通に出産や妊娠の話を周りはしてきています。
ただ、今はコロナ下。本当に会いたい友だちとしか会わないので、そういった意味ではどんな話をされてもOK。会う機会は少し避けようかな、と考えることで気持ちが少しはラクになります。
Hさん:そうですね。確かにコロナをきっかけに会わなくなった人もいますね。
Iさん:Hさんが治療のことをお話されているのはどんなご友人なんですか。
Hさん:高校の時の友人です。彼女は自然に妊娠した人ではあるんですが。
私の場合、職場にも不妊治療のことは伝えていて。上司は看護師の方なので理解してくれていて。「ホルモン治療は高くて大変だよね」とか激励してくれます。
流産した赤ちゃんの供養はどうする?
Iさん:事前のところでも書いたのですが、お聞きしたいことあって。たとえば水子供養とかはその都度されていますか?
Hさん:うちは最初の流産の時、近くのお寺に夫と2人で行って水子供養していただきました。5,000円くらいだったと思います。
2回目の流産の時はバタバタで…。私もIさんと同じように、心拍が確認できてからの流産で自然排出だったんです。自分で検体を拾って病院へ持って行って病理検査に出したり、その後もおなかの痛みもあって何もできなかったです。
ーーご自身で…。大変でしたね…
Hさん:夫が一緒に喜んだり、悲しんだりしてくれる人なのでいつも助けられているのですが、このときばかりは検体をみるか迷っていましたね…
Iさん:そうですね。わたしも自分で拾いました。お風呂だったと記憶しています。
お風呂でよかった…と思ったなぁ。
≫≫供養については、後半の平山先生の講義でもお話しています。
流産を経験したからこその悩み。PGT-A検討する?
ーーIさんはこれからPGT-A検査を検討されているそうですね
\確認/PGT-A検査とは?
着床前診断のひとつ。
胚盤胞まで発育した胚から、胎盤になる栄養外胚葉の細胞の一部をとり出して、染色体や遺伝子の異常がないかを調べること。
Iさん:そうなんですよね。今、検討し始めたところなんですが、Hさんはこの検査、やられたことはありますか。
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生殖心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士)。
東京リプロダクティブカウンセリングセンター代表。
広島市出身。広島大学教育学部心理学科卒業後、1997年より広島HARTクリニックで心理専門職による不妊カウンセリングを開始。98年米国にて生殖心理学の研修を修了。2002年より東京HARTクリニック生殖心理カウンセラー。21年生殖と不妊の心理支援に特化した心理相談室を開設。日本生殖心理学会副理事長。
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