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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識 注目の「卵子凍結」を考える!選択肢を増やす方法?気をつけなくてはいけないことは?

注目の「卵子凍結」を考える!選択肢を増やす方法?気をつけなくてはいけないことは?

2023/11/24 公開
2024/04/02 更新

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東京都が助成制度を発表した「卵子凍結」。多くの女性が興味をもっている選択肢ということもあり、注目をあつめています。

どんな方法なのかをおさらいするとともに、人気不妊治療専門クリニックのドクターにも話を聞きました。

卵子凍結って何?

卵子の凍結は、がん患者が抗がん剤や放射線治療を受ける前に、将来の妊娠の可能性を残すために始まった方法。技術の進歩で、卵子も受精卵と同じく、質を保って安全に凍結できるようになっています。

「今は妊娠よりも優先させたいことがある」「いまはパートナーがいないけれど、将来的に子どもが欲しい」と考える女性にとって、卵子凍結は将来の妊娠の選択肢を増やすための有効な手段といえるでしょう。最近では、福利厚生の一環として、卵子凍結の費用助成を行う企業も登場しています。

卵子凍結で注意したいことは?

卵子凍結は女性のライフプランを広げる選択肢の一つ。しかしながら「卵子凍結=妊娠」ではないことは頭にいれておきましょう。

卵子を凍結する場合はなるべく年齢が若いうち、できれば35歳以下で採卵、凍結することが望ましいとされています。それは、高齢になるほど卵子の質と数が低下し、染色体の異常率も高まるからです。卵子凍結を行うなら採卵時の年齢は36歳未満がのぞましいという、日本生殖医学会のガイドラインもあります。

卵子凍結後の流れも知っておきましょう。
凍結卵子を用いて妊娠をめざす場合は、凍結した卵子を融解して精子と合わせ、受精卵となったら子宮に戻す処置(体外受精)を行い、なおかつ着床、妊娠成立というプロセスをたどることが必要です。そのための費用も別途必要になります。

卵子凍結とその後の妊娠までの基礎知識を学び、自身のライフプランをじっくり考えたうえで納得できた場合に選択したい方法です。

卵子凍結の施設はどうやって選ぶ?

治療の方針と専門性、自宅や職場からの通いやすさ、大切な卵子を預ける培養室の設備、安全対策はもちろん、ドクターや病院との相性も確かめておきたいもの。

また、東京都では助成制度が始まったものの、卵子凍結に関する費用は全額自費。施設によってはかなり幅があります。また凍結後は、保管期間や保管に関わる費用、更新手続きなどもきちんと確認しておきましょう。

<参照>
倫理委員会報告「未受精卵子および卵巣組織の凍結・保存に関する指針」
東京都「卵子凍結に係る費用への助成」・「凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成」を開始
公益社団法人日本産科婦人科学会「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」

授かりたいタイミングの選択肢を「卵子凍結」で増やす

表参道ARTクリニック

「最近では広く知られるようになっていますが、時間による卵子の老化は止めることができません。
でも、卵子凍結をすれば、その年齢の時点での卵子を保存しておくことができます」記事のつづきを読む

このクリニックを詳しく知りたい→表参道ARTクリニック


編集部より

今回は「卵子凍結」についてまとめました。いつかママになりたいとのぞんでいるものの、さまざまな事情によりすぐにはむずかしい女性にとって、卵子凍結は将来の妊娠に備える選択肢のひとつ。納得して活用していきたいですね。

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2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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