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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 妊活ライフ 生まれてくる赤ちゃんの肥満・ぜん息・アレルギーなどのリスクを減らす「短鎖脂肪酸」って知ってる?【管理栄養士監修・簡単レシピ】

生まれてくる赤ちゃんの肥満・ぜん息・アレルギーなどのリスクを減らす「短鎖脂肪酸」って知ってる?【管理栄養士監修・簡単レシピ】

2024/01/03 公開
2024/01/05 更新

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“腸活”は、健康維持のために大人がするものと思われがちですが、実は赤ちゃんにも大切。妊娠中の腸内環境、特に大腸内に“短鎖脂肪酸”が足りていないと、生まれてくる赤ちゃんの肥満・ぜん息・アレルギーなどのリスクが増えることが、明らかになってきているそうです。

短鎖脂肪酸を増やすには、どんな食事を心がければいいのでしょうか。料理研究家・管理栄養士の金丸絵里加さんに教えてもらいました。

短鎖脂肪酸を増やす食習慣は【ビフィズス菌入りヨーグルト100g+水溶性食物繊維2g】がおすすめ

「腸内の短鎖脂肪酸の産生を高めるために欠かせないのが”ビフィズス菌”。腸活によい食品として、ヨーグルトを毎日食べているかたも多いと思いますが、実は同じヨーグルトでも、「乳酸菌のみ」「乳酸菌+ビフィズス菌入り」といった種類によって、そのメリットは大きく異なります。

乳酸菌は、腸内細菌全体の1%以下で主に“乳酸”をつくり、多くは小腸で働きます。それに対しビフィズス菌は、腸内に1~40兆個もすんでいて全体の約10%を占め、有用菌の中で最も優勢で中心的な菌。短鎖脂肪酸の一つである酢酸を産生することができる、重要な腸内細菌です。

しかし、元となる菌を増やすだけではダメで、ビフィズス菌のエサとなる水溶性食物繊維も継続的に摂取していくことがカギ。【ビフィズス菌入りヨーグルト100g+水溶性食物繊維2g】を毎日摂り続けることで短鎖脂肪酸が増え、良好な腸内環境を維持できるようになるといわれています。

ただ、意識しないと摂りづらいのが、水溶性食物繊維。不溶性食物繊維は比較的摂りやすいですが、水溶性食物繊維は食品に含まれている量がとても少ないので、2g摂るのは意外にむずかしいです。水溶性食物繊維を含む食材を知り、毎日、ビフィズス菌入りヨーグルトと一緒に摂ることをおすすめします」

今回、金丸さんが提案するレシピは、たんぱく質やカルシウムが摂れるビフィズス菌入りヨーグルトをベースに、葉酸が摂れるほうれん草、鉄分が豊富な切り干し大根、良質なたんぱく質が摂れる卵といった、女性の健康におすすめな食材をたくさん使っています。簡単、おいしい、ヘルシーなレシピばかりですので、ぜひ作ってみてください。

切り干し大根のヨーグルト戻し キムチあえ

切り干し大根を使って、おかずにもなる一品。切り干し大根をヨーグルトで戻すことで、マイルドで食べやすくなるうえ、鉄分、食物繊維と、ビフィズス菌&乳酸菌を一緒に摂取できます。

材料(2人分)

ビフィズス菌入りヨーグルト(無糖)…200g
切り干し大根…40g
春菊…1束(180g)
白菜キムチ…80g
ゆで卵…1個

A
すり白ごま…大さじ2
しょうゆ…小さじ2
みりん…小さじ1

水溶性食物繊維を含む食材:切り干し大根、春菊、白菜キムチ、すり白ごま

作り方

① 切り干し大根はさっと洗ってから、厚手のビニール袋に入れ、ヨーグルトを加えてそのまま一晩おく。

② 春菊は3~4㎝長さのざく切りにしてさっとゆで、粗熱がとれたら軽く絞る。

③ 切り干し大根を食べやすい長さに切ってボウルに入れ、Aを加えてまぜる。キムチ(大きければ食べやすく刻む)と春菊も加えまぜ、器に盛り、切ったゆで卵を添える。

乾物をヨーグルトで戻そう!
ドライフルーツや切り干し大根などの乾物を、ヨーグルトに一晩漬け込んで戻すと、栄養価も食感もアップします。乾物のまわりの水切りヨーグルトも濃厚でおいしい!

ほうれんそうとアボカド、りんごのごまヨーグルトあえ

コンビニやスーパーなどで売っている、ほうれんそうのごまあえを使うと、味つけ不要。切ったアボカドとりんごを加え、ヨーグルトであえるだけの簡単レシピ。

材料(1人分)

ビフィズス菌入りヨーグルト(無糖)…100g
ほうれんそうのごまあえ…100g
アボカド…1/2個(70g)
りんご…1/6個(50g)

水溶性食物繊維を含む食材:ほうれんそう、アボカド、りんご

作り方

① アボカドは1㎝角に切り、りんごは皮つきのまま薄いいちょう切りにする。

② ボウルにヨーグルトを入れ、ほうれんそうのごまあえとアボカドを加えてまぜ合わせ、なじんだら、りんごを加えて軽くまぜて器に盛る。


妊活スタート!知っておきたい治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから

●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーター
テレビ出演、雑誌取材、書籍出版のほか、旅館やレストランのメニューコンサルタントにも従事。毎日食べても飽きずに「おいしい!」と顔がほころぶ、食べてホッとするような「お家ごはん」が得意。書籍、雑誌、テレビなど多数メディアで、栄養価計算(カロリー計算)や栄養指導、ダイエットアドバイスなどを加えながら、健康的な食生活のための料理レシピを提案している。著書に『女子のやせ定食』(光文社)、『365 日のサラダ』(永岡書店)他多数。

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