妊活中なら知っておきたい!妊娠しやすいタイミングや治療の開始時期

妊活とは、「妊娠活動」の略で、妊娠を望むカップルが行う行動のことをいいます。妊活=不妊治療と思いがちですが、それだけでなく、妊娠についての知識を得たり、妊娠や家族計画についてカップルで話し合ったり、自分たちの体の状態を把握したりすることなども、妊活のうちに含まれます。
カップルのどちらか一方だけが「赤ちゃんが欲しい」と思っていても妊娠を目指すのはむずかしいので、お互いの気持ちがそろったタイミングで始めましょう。
妊活を始めたら知っておきたい!妊娠の確率が高くなるタイミング
妊活を始める際に、妊娠しやすいタイミングを自分たちで調べ、性交渉を行うカップルも少なくありません。まずは、妊娠しやすいタイミングを知っておきましょう。
女性の体は、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)などの女性ホルモンによってコントロールされています。月経が始まってから次の月経の前日までを「月経周期」といい、卵巣で卵胞が育っていく「卵胞期」、卵巣から成熟した卵子が排卵される「排卵期」、排卵後に子宮を着床や妊娠に適した状態にする「黄体期」、妊娠しなかった場合に子宮内膜がはがれ落ちて月経が起こる「月経期」の4つに分けられます。
卵胞が発育していくにつれて卵胞ホルモンの分泌量は増えていき、妊娠にそなえて子宮内膜が徐々に厚くなっていきます。そして、排卵日の約5日前~排卵日当日までの排卵期が、妊娠するためにベストな性交渉のタイミングとなります。
なかでも最も妊娠の確率が高くなるのは、排卵日ではなく、排卵日の1~2日前とされています。その理由は、精子の受精能力は射精後36~48時間ですが、卵子の生存期間は排卵後約24時間しかないからです。排卵がいつ起こるかを正確に知ることはむずかしいため、排卵が起こる少し前に性交渉を持つことが重要になります。
妊娠しやすいタイミングを予想するには?
月経がある程度規則正しく来ている場合、排卵日は次の月経予定日の14日ほど前になります。月経周期で一般的に多いとされる28日周期では、ちょうど月経と月経の中間にあたります。
しかし、月経周期には個人差があるので、排卵日を予測するためには自分の月経周期を把握することが大切です。正常な月経周期は25~38日ですが、毎月まったく同じ間隔でなくても、6日以内のズレであれば問題ありません。
それ以外の場合を「月経不順」といい、月経周期が24日以内の場合を「頻発月経」、39日以上の場合を「稀発月経」、3ヶ月以上月経がない場合を「無月経」と呼びます。
月経周期が乱れたり、無月経になる原因には、無理なダイエットをしたり、強いストレスがある場合、甲状腺ホルモンやプロラクチンなどのホルモン分泌の異常などが挙げられます。また、月経のような出血は見られても、排卵していないこともあります。
正常に排卵されているかどうかを知るには、「基礎体温」を計測することが有効な場合があります。基礎体温とは、起床後、活動を始めないうちに、布団の中で婦人体温計を使って計測する体温のことです。
正常に排卵していれば、基礎体温は月経期~排卵期までは低温相となり、排卵日付近で一度体温がさらに低くなった後、黄体期~月経期までは高温相となる「二相性」を示しますが、排卵していない場合は二相性になりません。
そのため、まずは生理日と毎日基礎体温を測った結果を記録し、自分の体のリズムや排卵の状態を知ることが妊活の第一歩となります。ある程度自分の周期をつかんだら、排卵日予測検査薬を使って排卵日を予測するといいでしょう。
排卵日予測検査薬は、尿中の黄体形成ホルモン(LH)の濃度の変化を調べることができるものです。血液中の卵胞ホルモンが一定以上になると、排卵を促すLHが大量に分泌される「LHサージ」が起こり、その約24~36時間後に排卵が起こるので、検査薬を使うことがLHサージの確認に役立ちます。
関連記事:排卵検査薬ってそもそも何?妊娠しやすいタイミングがわかるって本当?【医師監修】
「タイミングを調べて妊活をしているのになかなか妊娠しない…」と不安に思ったら
自分の月経周期を把握して、排卵日を予測したうえで妊活をしても、必ず妊娠できるとは限りません。なかなか妊娠しない場合、どうすればよいかも知っておきましょう。
「タイミングを調べて性交渉をしていてもなかなか妊娠できない」「もしかして不妊かもしれない」と不安を感じた場合は、産婦人科または不妊治療専門クリニックを受診して、相談するのがおすすめです。
「産婦人科や不妊治療専門クリニックは受診したことがないのでハードルが高い」と思う人が多いかもしれません。でも、受診すると、女性ホルモンや甲状腺ホルモン、プロラクチンなどの値を調べる血液検査や超音波検査などいろいろな検査を行って、ホルモンの分泌異常をはじめ、不妊の原因となるものがないかどうかを確認できます。
超音波検査で卵胞の発育具合を確認したり、排卵期に近づくにつれて卵胞ホルモンの働きで分泌が増え、透明になって糸を引くように粘り気のある性状に変化する子宮頸管粘液を調べたりすることで、排卵日もより詳しく特定できるので、妊娠する確率が上がることも期待できるのです。
不妊治療を始めるタイミングに明確な決まりはありませんが、「タイミングを取り始めてからどのぐらいの期間たっているか」も、受診を決める際のポイントです。
「不妊」とは、「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定の期間妊娠しないこと」を指します。この「一定の期間」は、1年とするのが一般的です。ただし、年齢を重ねるほど妊娠する確率は低下していくため、妊活を始めた年齢が35歳以上である場合や、月経不順などで病気が隠れているかもしれないと不安を感じているような場合には、できるだけ早めに相談することが大切です。
産婦人科や不妊治療専門クリニックを受診して治療を行う場合、タイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精など、体への負担が少ないものから多いものまで、さまざまな方法があります。
不妊の原因がないかどうか、ひと通りの検査を終えてから治療方針を立てていきますが、一般的にはタイミング法から始め、3~6ヶ月ほどトライしても妊娠しない場合は人工受精にステップアップします。
人工授精で4~6周期をめどにして妊娠しない場合には、体外受精へのステップアップをすすめる産婦人科や不妊治療専門クリニックがほとんどです。これは、人工授精の1周期あたりの妊娠率が5~10%で、妊娠した人の88%が4周期以内に妊娠していることがわかっている(日本産科婦人科学会による)ためです。
ただし、初診時に不妊期間が1年以上や女性の年齢が35歳以上の場合、左右どちらかまたは両方の卵管が詰まっている、男性の精子の数が少ない、運動率が低いなどがわかった場合には、タイミング法から徐々にステップアップするのではなく、最初から体外受精や顕微授精にトライすることが多いでしょう。
自己流タイミング法で妊娠しない場合は早めに受診を
妊娠するためには、卵子と精子が出会わなくてはなりません。そのため、妊活を始める際には、最も妊娠しやすいタイミングを知ることが必要です。最近では基礎体温を調べたうえで、排卵日予測検査薬を使って自分で排卵日を予測し、タイミングをとる人も多くいます。
しかし、実は排卵日が予測と異なっていることもあり、月経不順の場合は排卵日の予測がむずかしくなります。自己流タイミング法でなかなか妊娠しない場合は、早めに産婦人科や不妊治療専門クリニックを受診することが、妊娠への近道です。
取材・文/荒木晶子
関連記事:赤ちゃんが欲しいと思ったら…最初の病院選びは重要!病院選びのコツ
この記事の監修クリニックは
おおのたウィメンズクリニック埼玉大宮
生殖医療専門医、認定看護師や認定胚培養士などの専門スタッフが多く在籍し、質の高い不妊治療を行っています。また患者様がアクセスしやすい立地と診療時間で、様々な生活状況の方でも通院しやすい環境を整えています。不妊治療はもちろんのこと、不育症や出生前診断(周産期専門医、臨床遺伝専門医在籍)の専門施設でもあり、妊娠前から妊娠後まで一貫してサポートできることが強みの、全国的に珍しい不妊クリニックです。
住所:埼玉県さいたま市大宮区大門町2丁目118大宮門街WEST3階
アクセス:JR東北本線・高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・埼京線・川越線「大宮駅」東口より徒歩2分
電話番号:048-783-2218
妊活スタート!治療の流れ
「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。
1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから
●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。
2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。
3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。
4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。
5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。
6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。
7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。
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