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食事を終えて私がトイレに行くと、なぜか一緒についてくる姑。周囲を見て、誰もいないことを確認すると、「これ、Nちゃんに」と私に何かを握らせてくるのです。

見てみると…それは子宝守り。

「よくよく考えたら、氏神様にお願いするの忘れていたわ。本当は真っ先にお願いしなきゃいけなかったのにね。もしかしたら、そのせいで赤ちゃんができないのかもしれないわね。ごめんなさいね。ちゃんと、絵馬にも『早く孫の顔が見られますように』と書いておいたわ」

怒りがこみあげてくるのを必死で抑えながら、私は姑に聞きました。

「ありがとうございます。では、弟君のお嫁さんの分も子宝守りを買われたんですか?」

すると姑は、涼しい顔で応えました。

「あっちはまだ20代で若いから大丈夫よ。でもNちゃんはもう32歳よ。あとがないんだから」

新年早々、最悪な気持ちになったエピソードです。

妊娠しやすい「縁起物」を無理やり押し付ける

どんどんとエスカレートしてくる姑の行動。ついには、私たち夫婦の食事にまで口を出すようになってきました。

「Nちゃん、赤ちゃんができやすい食べ物ってあるのよ。それをちゃんと食べてる?」

もちろん私だって、妊活に良いとされることは、いろいろとり入れていました。栄養バランスを考えた食事はもちろんサプリにも気を配っていました。そんな中、食事のことをあれこれ姑に口に出されるのは、いい気がしません。

「大丈夫ですよ。ちゃんと婦人科の栄養士さんにアドバイスをいただいていますから」と伝えたのですが、姑は相変わらず聞いてくれません。

「これ、子宝に恵まれる食べ物だから」と、さまざまな食材を持ってくるのです。

しかも、どれも科学的根拠があるものではない、いわば「縁起のいい食べ物」。

季節外れの数の子や、シーズンじゃないため熟しておらず固い桃やザクロ。

「これは迷信ですから、いりません」
と説明しても、全く聞く耳を持ちませんでした。

姑から夫へのメール。そこに書いてあった「信じられない内容」とは 次ページ

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