「精神的にキツかったかも」想像以上にデリケート? 妻には届きにくい夫の苦悩【これがリアル!男性不妊のホンネ座談会Vol.3】 | 2ページ目 (2ページ中) | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 「精神的にキツかったかも」想像以上にデリケート? 妻には届きにくい夫の苦悩【これがリアル!男性不妊のホンネ座談会Vol.3】

「精神的にキツかったかも」想像以上にデリケート? 妻には届きにくい夫の苦悩【これがリアル!男性不妊のホンネ座談会Vol.3】

2024/03/15 公開
2024/03/19 更新

画像ギャラリー

S史さん:用意されているリクライニングソファーの角度とかも、これだとちょっと違うよな、とか(笑)

K介さん:置かれているAVや雑誌が少し古かったり。

S史さん:それそれ!ただでさえ与えられたもので出させられるということに抵抗があるのに、古くて出しづらい。結果、大して量も出ず、みたいな(笑)

編集部:採精室の環境は、どこも似たようなものですか?

S史さん:転院したクリニックの採精室も同じような環境でしたね。採精室での結果がよくなかったので、自宅で採取したものを持っていったこともあります。

編集部:何か変わりましたか?

S史さん:いや、やっぱり出しづらかった(笑)。朝早くから、妻は自分が出すのを別室で待っている。精子が出たら、妻はそれを持ってすぐさまタクシーでクリニックに向かわないといけない。そういう状況におかれて、診療時間までに精子を出さねば! という強迫観念にかられる。無理やり出していることに抵抗があるのは同じでした。

編集部:男性は精子を出すだけだからラク!とも言われがちですが、女性にはわからない苦労もあるんですね。妊活中の男性に採精に関してアドバイスはありますか。

K介さん:気持ちが乗らないこともありますけど、こういう目標を持ってやってるんだ!ということだけは、忘れないようにするのがいいと思います。

I也さん:早朝に採精を予定しているときには、体調管理もしっかりと。

S史さん:採精室のDVDは古い。スマホに最新動画を入れておけ!ですかね(笑)。

関連記事→【おばたのお兄さんの妊活】「精液検査は検尿と同じ感覚でやりまーっきの!」


【カウンセラー・平山史朗先生からのアドバイス】

「採精は痛みもないのだから何が大変なんだ」と女性から理解されないことも多いようですが、男性は射精するには能動的な努力が必要で、望まないときに採精するのは女性の想像以上に大変なのだということを伝えて知っておいてもらいましょう。プレッシャーで射精がむずかしい人は、前もってバックアップとして精液を保存しておくなどの対策をとることもたいせつです。

vol.4へ続く⇒妊活中の夫婦仲、どうだった?

関連記事→「精子は凍結できる」って聞いたけど本当なの?
バックナンバー
『赤ちゃんが欲しい メンズ妊活まるっと1冊』では男性不妊を徹底解剖!


男子の不妊検査「精液検査」についてはもちろん、メンズが知っておきたい妊活にかかるお金のコトなど1冊まるごとメンズ妊活について特集しています!電子書籍もオススメです→Kindle 楽天Kobo

生殖心理カウンセラー(公認心理師・臨床心理士)。
東京リプロダクティブカウンセリングセンター代表。
広島市出身。広島大学教育学部心理学科卒業後、1997年より広島HARTクリニックで心理専門職による不妊カウンセリングを開始。98年米国にて生殖心理学の研修を修了。2002年より東京HARTクリニック生殖心理カウンセラー。21年生殖と不妊の心理支援に特化した心理相談室を開設。日本生殖心理学会副理事長。

Twitter LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる