2ページ目(3ページ中) | 34歳で再婚、35歳で妊活スタート、46歳で「不妊治療終結宣言」。そして48歳で見つけたライフワーク【子どものいない女性の生き方】
子宮筋腫をとり、人工授精、体外受精とステップアップするも…
妊活と、気になっていた不正出血のため病院に行ったら、5cmと3cm、2つの子宮筋腫が見つかりました。手術をしてもそのままでもどちらでもいいと先生に言われて困惑…。子宮筋腫があっても妊娠は可能ということで、手術はせずにしばらく様子を見ることにしました。
不妊治療も始めてタイミング法を2回したのですが、子どものことを考えなくてはと思いつつも、深く考えないようにしていた自分もいたような気がします。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師の資格をとり、40歳を迎えて年齢的なこともあり、不妊治療を再開。タイミング法を3回、人工授精を5回しました。結果が出なかったので、42歳のときに筋腫をとる手術を受けました。
手術後に人工授精を1回したけれどうまくいかず、すぐ体外受精にステップアップしました。不妊の原因は不明で、40代ですが卵子のグレードはよかった。排卵できれば毎回受精はするけれど、着床しない状態が続いていた。
当初、体外受精は5回でやめるつもりでしたが、次こそはという“ギャンブル”に賭ける思いを止められず、8回もやってしまいました。7回目には採卵しても卵子がとれない空胞だったので、これではあきらめられないともう1回、胚移植できましたが着床しませんでした。
45歳になり「そろそろ」なタイミングがきたかも
そのとき45歳。そろそろ年齢的にも区切りをつけるタイミングでした。
不妊治療は、採卵から胚移植までの過程でどんどん期待が高まって、妊娠判定でどーんと落とされる。そのくり返しでした。友人が妊娠すると「おめでとう」と言いながら心の中では喜べない、いやな自分になりやすい時期でしたが、夫は、熱量の差はあっても協力的だったので、その点は助かりました。
結局、不妊治療には合計400万円ほど使いました。本腰を入れて不妊治療に取り組んだのが40歳を過ぎてからだったので、35~40歳の間にもっと真剣にやっておけばと、悔いがあるとしたらそこですね。
不妊治療を続けるかどうか。前に進めない日々
不妊治療を今後どうするのか決めかねていたので、あるクリニックが主催する「不妊治療の終結を考える会」に夫婦で参加しました。同じ経験をされたゲストスピーカーの方の「夫婦が家族の最小単位」という言葉を聞いて、なるほどと思いました。
また、「気持ちに揺れがあってもいい。揺れるのは当たり前で、女性自身が納得できるところまでやりきるのが大事。やめても、また始めてもいい」とのお話で気持ちがラクになりました。その会に参加したあと、どうしようかと思いつつ、何もやっていない。進むでもなく止まるでもなく、気がつけば1年以上が過ぎていました。
夫にその頃の私の様子について聞いてみると、「不妊治療を今後どうするのかについては、ふれてくれるなという雰囲気だった。いつも新しいことを見つけては行動する君が、めずらしく前に進む感じではなかった」と。結局、自分の中で腹落ちするのに1年以上かかりました。
不妊治療中であることは、周りには隠していませんでした。いやだったのは、周りに変に気を遣われること。こちらはあっけらかんと話しても、腫れものにさわるような雰囲気を感じることはありました
不妊治療を続けるか決めかねていた時期も、どうしても子どものことは敏感になってしまうので、子連れの集まりには行かないようにしていました。とくに親戚や友人の子どもなど、近しい子どものほうがつらかったです。
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大人世代のライフスタイルからマーケティングまで、時流やトレンドをとらえた独自の視点で情報を発信。近年は子どものいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰。自分らしく自由で軽やかに過ごすライフスタイルを理想に掲げ、新たな価値観や生き方を提唱。これからの大人スタイルを追求している。著書に『商品PRのやり方が面白いほどわかる本』(中経出版)、『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』(主婦の友社)がある。マダネ プロジェクト「つながるサロン」(子どものいない女性限定) GoodMorning by CAMPFIRE (https://community.camp-fire.jp/projects/view/446996)
マダネ プロジェクト https://www.madane.jp/
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