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“排卵日プレッシャー”で夫がEDに

結婚は29歳のときですが、ふたりとも特に子どもが欲しいわけではなく、妊活もしていませんでした。30代後半になり、そろそろ考えなきゃいけないねということで、自己流タイミング法を始めました。

ただ、排卵日にタイミングを持つというのは夫には負担だったようで、うまくできないことが多かったです。もともと夫婦生活はあまりなかったのですが、「この日」だと指定されるとよけいにテンションが下がってしまうようでした。

自分たちではどうすることもできないので、婦人科A院に行ってみました。不妊検査もせずに人工授精を7回も続けましたがうまくいかず、不妊治療専門クリニックのB院に転院、体外受精にステップアップしました。

高刺激の排卵誘発法だったので、ホルモン注射や薬をかなり使いました。

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2回採卵、4回移植し、一度は妊娠しましたが、9週目に入る前におなかの中で亡くなってしまいました。このときは本当につらくて、子どもを目にするのも苦痛でした。

高刺激から自然周期への転向が、成功のカギに

その後、体のリズムを優先する自然周期の体外受精を行うC院に転院しました。B院であれだけホルモン剤を飲んだり注射をしても妊娠しなかったので、やり方を変えたいという気持ちもありました。

私は高刺激法でも1~2個しか採卵できなかったので少し不安でしたが、自然周期のC院でも同じく1~2個の卵子が採れました。数が同じなら負担の少ない自然周期のほうがいいですよね。ただ、自然周期のほうが薬でコントロールしないぶん、卵子の状態を細かくチェックしないといけないので、病院に通う回数は増えました。

当時、私の住む地域では、体外受精の助成金は6回までだったので、治療はそれまでと決めていました。もう39歳、これで最後にしようと挑んだ6回目、奇跡的に妊娠!

ほぼあきらめていたので、本当にびっくりして、信じられませんでした。期待しなかったのが逆によかったのかもしれません。

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