2ページ目(2ページ中) | 自分が原因かも…という自覚がないのは危険!男性も検査を受けることが妊娠への近道です【ドクターアドバイス】
メンズ妊活〈基本の検査〉
●精液検査
採取した精液から、精子の量や精子の数、運動性や形態を調べ、基準値と比較します。当院では、精子の状態をよりくわしく調べるために精子機能検査(DFI・ORP)を行ない、治療の参考にしています。
●DFI(DNA断片化指数)
損傷DNAを持つ精子の割合。
●精液中酸化還元電位測定(ORP測定)
精液中の酸化ストレスの強さを測る。
また、精子の生成や性腺機能に必要な亜鉛などの血中濃度を調べる微量ミネラル検査も実施しています。
●ホルモン検査
精子の形成にはLH(黄体化ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、T(テストステロン:男性ホルモン)などのホルモンが関係するので、血液検査で調べます。
●超音波検査
超音波で精巣の様子を調べます。精巣の大きさ、精索静脈瘤がないかどうかなどをみます。腫瘍が見つかる場合があるので、必ず行ないます。
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必要に応じて行なう検査
●MRI
ホルモン分泌値に問題があると、脳下垂体腫瘍の可能性を考えて行なわれることが。精子の通り道に問題がありそうな場合も、MRIで確認することがあります。
●染色体検査・遺伝子検査
無精子症や高度の乏精子症の場合、血液をとって染色体や遺伝子を調べることがあります。特定の病気が、不妊の原因になることがあるからです。
たとえば、クラインフェルター症候群(性染色体Xが通常より1つ多い)の男性は、無精子症になることがあります。さらに、最新の遺伝子検査では、無精子症のかたが精巣に精子を持っている可能性を調べられます。これらの検査は遺伝カウンセリングができる施設で受けましょう。
関連記事→後日判明して夫婦で驚愕しました。手術前に医師からの説明がなく…夫がクラインフェルター症候群?
男性の検査、健康診断のつもりで受けましょう!
男性不妊外来は、悩める男性の味方です。自分の状態を知ることがいちばん大事なので、まずは検査を受けましょう。
男性は自分が原因という自覚がないことが多く、検査を先送りするうちに女性が年齢を重ねて妊娠しにくくなることもあります。早く原因を見つけて早く適切な治療を開始する。ごれが妊娠への近道です。
※『赤ちゃんが欲しいクリニックガイド2020』の内容を再編集して掲載しています。
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獨協医科大学埼玉医療センター病院長
リプロダクションセンターGM
泌尿器科主任教授
男性不妊を専門とする泌尿器科医の第一人者。無精子症に対する最先端治療MD-TESE(銀鏡下精巣内精子採取術)においては、日本で最も症例数が多い。
岡田先生のオフィシャルサイト「男性不妊バイブル」http://maleinfertility.jp
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