2ページ目(3ページ中) | 【妊活と仕事の両立】妊活退職からの妊娠・復職まで…。仕事を辞めた私の場合のメリット・デメリット
新しい生活に慣れるまでは、後悔やこれからに不安を感じることも多々ありました。ここからは、仕事を辞めてからとくに感じたデメリットを紹介していきます。
とにかく押しよせる金銭的な不安
まず、仕事を辞めることによる収入面の不安は大きかったです。もちろん、この辺りは夫とも相談した上で決めたことなので生活できないわけではないのですが…。仕事をしていたときと同じ生活、とはなかなかいきません。
もちろん、不妊治療の費用もじわじわと響いてきます。金額の大きな治療費は夫が負担してくれましたが、払える範囲のものはこれまでの貯蓄を切り崩しながら治療にあたっていました。
出費は増えるのに、収入は0ですので、残金が減るごとに不安は募ります。とくに顕微授精へとステップアップした頃は、家計的にも苦しかったです。仕事を続けながら治療を続ける友人の話を聞くたびに、「辞めなければよかったかな」という思いが浮かびました。
社会とのつながりがなくなっていく気が…
仕事を辞めると、夫以外に誰とも話さない日、というのもでてきます。夫が出張の日であれば、本当に言葉を発しないなんて日も…。そんなときには、仕事を通じてどれだけの人とつながっていたのだろうと思いました。
また、仕事をしているときは、大変でも頑張れば達成感ややりがいも感じられます。一方、妊活はどれだけ頑張ったとしても結果につながらないことのほうが多く、心が折れそうになるのです。
とくに私は、排卵誘発剤の注射と相性が悪かったのか、この投薬を行っていた時期が一番情緒不安定でした。たとえ薬の影響だったとしても、落ち込んだときほど働いていた頃を思い出しては後悔が浮かぶことも多かったですね。
将来の不安。増える夫婦喧嘩
不妊治療をはじめる前は、結婚して1年後くらいに妊娠して、産休や育休を取りながら仕事復帰して…。なんていう、理想を抱いていました。
けれども現実は、結婚後すぐに不妊治療をはじめ、両立が難しくなって仕事を辞めてと想像もしない方向に進んでいます。
こうなると、将来があまりにも不確かすぎて、不安ばかりが先行します。そんな行き場のない思いを夫にぶつけては、よくケンカになっていました。
ただ、ケンカをしても気持ちをすり減らすばかりで、何も解決しない…。妊活中は気持ちのコントロールが本当に難しいと痛感。

でも、ひとつだけよかったこともあります。それは「自分でコントロールできないことは心配しない」と思えたことです。
さすがに重い気持ちに耐え切れなくなったある日、ふと紙に今の思いを「これでもか!」と書いたのです。書き終えて冷静にその紙を見てみると、8割くらいが自分でどうにかできないことでした。
仕事に行き詰ったときに同じことをすると、ほとんどに解決策がでてきていたので、不思議なものです…。
そう思うと「妊活は自分で解決できないことが多いのだな」と冷静になりました。それからは、不安が大きくなりそうなときは「これは自分で何とかできることかな」と自答してみて、できないと思ったら意識して悩むのをやめるようにしていました。不安が大きいまま表面的に明るく振舞おうとしていたときも、心が楽になった方法です。
不安を解消したい!妊活専念期にやってみたこと
妊活を優先した生活はメリットもありましたが、将来に対する不安や社会から孤立するような不安も感じていました。妊活を優先するという思いを除けば、仕事だってしたい…。ここからは、そんな不安な気持ちを少しでも軽くしようと、この頃いくつか試してみたことをお伝えしていきます。
キャリアアドバイザーに相談
まずは、仕事のことです。妊活に何らかの結論がでたら、将来的には仕事は再開したいと思っていたため、総合的なキャリアについて相談できる場所を探しました。すると、家からとても近いところに、有料のキャリアカウンセリングを行っている場所があったのです。
地域が行っているものや転職企業主催の無料キャリアカウンセリングは、転職あってのもののように思えて気が進まなかったのですが、カウンセリング自体が有料ならば安心だろうと訪れてみることに。これまでの仕事のことやこれからについて話していくうちに、ひとりで悩んでいるよりもずっと前向きな答えがでました。

相談のときにもらった資料の一部、今も大切にしています。
また、キャリアは役割の組み合わせだという「ライフキャリア・レインボー」の考えを知れたのもこのときの成果です。
それまでは、キャリアといえば仕事だけのものと思っていましたが、人生全体で考えていくという視点をもつきっかけとなりました。
月2回、単発の仕事を再開
妊活に専念しはじめて半年くらい経った頃から、月2回、パートタイムで化粧品の販売をはじめることにしました。学生時代から知る同業の友人に声をかけてもらったことがきっかけです。
彼女には妊活をしていることも悩みもたくさん相談していたので、事情はすでに把握済み。
彼女の上司もよく知っている方だったので、妊活中で迷惑をかけるかもしれないことを伝えた上で了承をいただき、業務をスタートしました。
仕事はとても楽しく、妊活で沸々としていた気持ちも徐々になくなってきました。
業務量も負担のない範囲で、と限られていたことも働きやすかった要因です。このときは、仕事を辞めたとしても、つながるご縁はあるのだなと感じました。
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