夫には話したいけど、話したくない「流産」のこと。相談する相手が見つからない私が頼った「書くカウンセリング」【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#28】

アラフォーのリアルな妊活・不妊治療をつづった、妊活メディア『赤ちゃんが欲しい』オリジナル連載。
あかほし主婦ライターのミキが「40代 不妊治療」のリアルを書いていきます。
体外受精からの流産、不育症…だれにも言えない思いを抱える日々を過ごすミキさん。そんな彼女が頼ったのは…?
←最初の話から読む「現在40歳のわたしが不妊治療をはじめるまで」
前の話を読む⇒#27
不妊治療にも取り組めない、道に迷ってしまったような日々
不育症検査の結果を見ながら、自分なりにネットで調べて体の状態をなんとか把握。できる限り、できることから体質改善には取り組み始めたものの、どうしても「流産」と「不育症」の事実を受け入れることができないまま時間は過ぎていきました。
季節が過ぎていくことをボーッと眺める以外にないほど、この頃の私には受けられる治療がありませんでした。私にできることは、子宮内フローラの再検査に向けて、薬を飲むことと独自に始めた食による体質改善ぐらい。このあと子宮内フローラの再検査をしたとしても、またその結果が出る約1ヶ月後まで具体的に取り組める治療が何もない…という時期でした。
Netflixは見ている気になれず、もっと何かに没頭したい!この頃は俄然読書の虫に。本の世界は余計なことを考えずに済みました
コロナ禍とあって友人たちとは自由に会えず、夫も仕事が人生イチというほど忙しく…。自分の拠り所がない時期に突きつけられた「流産」と「不育症」は、思った以上に自分を追い込みました。誰かに話を聞いてもらいたいけれど、誰に話したらいいのかもわからない。
友人たちはきっと心から慰めてくれるとわかっているけれど、子どもがいる友人、未婚の友人、私と同じく流産を経験した友人…誰に話したらいいのか検討もつきません。電話で…という話でもなく、とはいえ実際に会える訳でもないと諦めていました。
そして夫。一番話を聞いて、そして励ましてくれるとわかっているのが彼でしたが、これ以上彼に流産の話を繰り返したくないというのが正直な気持ちでした。私が体験したことを共有したい人ではあるけれど、これ以上この話を続けたくない。終わったことではないけれど、もう蒸し返したくないというのが本音でした。何より仕事で忙しく、そちらに集中していることを誰よりも知っていたのは私なので、邪魔したくないという気持ちもありました。
そういう思いを抱えた日々は、本当に辛く、苦しく、自分がこれからどうやって歩いていけばいいのか見失いそうになるほどでした。流産がそうさせたというよりは、流産のあとにやってきた不育症という結果が、私を迷路に放り込んだような気がしていました。
プロによるカウンセリングで心の整理を開始
とにかくそんな状態でいると、仕事にも影響が出そうな気がしてきました(実際にはもう影響が出てしまっていたかもしれません)。なんとか今の自分から抜け出さないと、どんどん身動きが取れなくなってしまうと怖くなりました。
そこで私が利用したのが、オンラインのカウンセリングサービスです。夫や友人など私をよく知ってくれている人たちに理解を求めようとするから、誰に話したらいいのか、どんなふうに話したらいいのか、話をする前から困惑してしまっていました。けれど、プロのカウンセラーさんにメールを送る感覚で相談ができるオンラインカウンセリングサービスなら、正直な気持ちを話すことができるかも。そんな思いでオンラインカウンセリングを利用してみることにしました。私が利用したのは「書くカウンセリング」です。
「カウンセリングのプロに話を聞いてもらう」という選択肢が見えた時、これだ! と思えました。
メッセージのやりとりなので、カウンセリングのための時間を確保する必要がないのも気楽でした
オンラインで自分に合ったカウンセラーさんがマッチングされ、2週間最大5回までカウンセラーさんとメッセージのやりとりをして悩みを聞いてもらったりアドバイスをもらったりします。私は文章を書くことで、自分の中の思いが整理されたりそんなことを思っていたんだなぁと発見があるタイプであることは自覚していたので、この書くカウンセリングが合っているのでは?と思いました。
実際にカウンセリングを受けた感想としては、すごく頭の中がクリアになりました。何が辛いのか、どうしていきたいのか、夫とこの後どのように進んでいきたいのか。私がどうしたいかということをカウンセラーさんが丁寧にリスニングしてくださったので(こちらの次の言葉やエピソード、思いを引き出すことが、本当にお上手でびっくり。私も心のモヤモヤを次々と言葉にすることができました)、心が軽くなる感覚はありました。
リアルに話を聞いてもらうカウンセリングにも行ってみました
そしてもうひとつ利用してみたのが住んでいる自治体の「不妊治療相談センター」の不妊カウンセリングです。
関連タグ
- 24時間
- 月間
-
1【大島美幸さん2人目妊活記】8年ぶり42歳の妊活は体外受精から。年齢の壁を痛感した流産【前編】2【2025年1月】人気占い師・Love Me Do(ラブミードゥ)の12星座別・マンスリー授かり星占い3【大島美幸さん2人目妊活記】44歳で区切りをつけた不妊治療。妊活を終えた今、思うこと【後編】4【セックスレス】できればセックスしたくない。けど、妊娠したい!医師がアドバイスします5死産の原因や兆候とは?予防法は?また妊娠できるの?〜産科医歴45年の浦野理事長「お母さんのせいではありません」〜6
会員限定
7妊娠率を上げるため、胚移植後に避けるべきNG行動は?【医師監修】832歳で一人目妊娠計画。結婚式後すぐに妊活スタート|大場美奈さん妊活インタビュー【前編】9妊活情報誌もらえる!あかほし会員登録(無料)しませんか?うれしい特典がいっぱい【赤ちゃんが欲しい】10会員限定
-
1【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!232歳で一人目妊娠計画。結婚式後すぐに妊活スタート|大場美奈さん妊活インタビュー【前編】3【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも4【牡牛座】2025年4月の全体運は?|Love Me Do(ラブミードゥ)のマンスリー授かり星占い5【村上佳菜子さんインタビュー】 妊活前に多嚢胞性卵巣症候群と判明。どう向き合う?【前編】6「これって妊娠反応?」妊娠検査薬リアル100選!陽性の線ってどれくらいの濃さ?いつごろ使った?メーカー別、判定体験&写真を一挙公開7【セックスレス】できればセックスしたくない。けど、妊娠したい!医師がアドバイスします8【射手座】2025年4月の全体運は?|Love Me Do(ラブミードゥ)のマンスリー授かり星占い9見つかる!?優秀な二人の胚培養士と精子の力を信じて…!【胚培養士ミズイロ】105月生まれなら、いつ妊娠?私の妊活逆算カレンダー【5月出産ママになる】