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タイミング法?人工授精?体外受精?【不妊治療】何から始める?

2024/06/07 公開
不妊治療のステップアップ

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子どもが欲しいのに、なかなか妊娠しない。避妊をやめればすぐ妊娠すると思っていた。クリニックに通院して不妊治療を始めるきっかけは、人それぞれです。スタートやステップアップについて、基本を教えてもらいました。

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一般的な不妊治療はタイミング法から

タイミング法とは、卵子が卵巣から排出される「排卵日」に合わせてセックスする方法です。そのために、まず排卵日を知る必要があります。自分で排卵日を予測する方法には、3つの方法があります。

1.基礎体温を測って記録する
2.排卵予測日検査薬を使う
3.おりものをチェックする

ただし、自分で予測するのは簡単ではありません。何度かトライしても妊娠しない場合には、クリニックを受診してみましょう。

超音波検査で卵胞の発育具合、血液検査でホルモンの値を調べてもらったほうが、より正確に排卵日を予測できます。卵胞が育ちにくいとわかった場合には、マイルドな効き目の排卵誘発剤を内服して、排卵しやすくすることもあります。

35歳までなら5周期、35歳以上なら3周期続けてみて妊娠しなかった場合は、それ以上続けても妊娠率が下がっていくので、人工授精へのステップアップを考えましょう。

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こんな場合は人工授精も視野に

人工授精は、マスターベーションで採取した精子を、超音波検査や血液検査で予測した排卵日に子宮に注入する方法です。そのタイミングは、卵子と精子の生存期間を考えると、排卵直前が理想です。


人工授精の図。採取された精液から、白血球や細菌などの不要物を除去し、受精しやすい運動良好な精子を回収します。それを、カテーテルで子宮の膨大部に注入します。

排卵が近くなってきたら、超音波検査で卵胞の大きさを測ります。卵胞の大きさにより血液検査で排卵を引き起こすLH、排卵後に分泌されるプロゲステロン、卵胞の成熟度合を示すエストラジオール(E2)の値を調べ、人工授精を行う日を決めます。この場合も、卵胞が育ちにくければ、排卵誘発剤を使うことがあります。

人工授精は2022年4月から保険診療になりましたが、回数制限はありません。ただし、人工授精で妊娠したカップルのほとんどは3~5回までに妊娠しているというデータがあり、それまでに妊娠しない場合、卵管がきちんと通っていない、排卵された卵子を卵管にとり込めないピックアップ障害、精子の数が少なかったり、動きが悪いなどの男性不妊といった原因があると考えられます。

原因を調べるとともに、体外受精へのステップアップを検討しましょう。

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※『赤ちゃんが欲しい 妊活スタートBOOK2023』の内容を再編集して掲載しています。

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監修
監修

おおのたウィメンズクリニック埼玉大宮副院長。東京慈恵会医科大外卒業後、同大学附属病院、国立成育医療研究センター、獨協医科大学埼玉医療センターなどをへて、2022年4月より現職。
日本産科婦人科学会専門医・女性のヘルスケアアドバイザー、日本周産期新生児学会周産期専門医、FMF認定超音波医、日本女性医学会女性ヘルスケア専門医、母性内科学会母性内科診療プロバイダー。

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