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特別な治療法のイメージがあるけれど…〈体外受精&顕微授精〉気になる疑問にドクターがお答えします

2024/04/20 公開
疑問が解決して納得している女性

主治医に聞きたいけれど今さら聞けなかった体外受精&顕微授精の素朴な8つの疑問をピックアップ!木場公園クリニック理事長でつくば木場公園クリニックCEO/COOの吉田 淳先生に答えていただきました。体外受精と顕微授精をこれから検討しようと思っている方や、今まさにトライ中の方も、ぜひ参考にしてくださいね。

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Q:顕微授精とはどんな治療?

A:顕微鏡下で卵子に精子を直接注入する方法

体外受精や顕微授精は、生殖補助医療(ART)と呼ばれる最先端の治療です。これらの治療は、「特別な治療」のようなイメージがありますが、日本では年間5万人以上の赤ちゃんが体外受精・顕微授精で誕生しています。

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顕微授精(ICSI/イクシー)は顕微鏡下で卵子に精子を直接注入します。一般的には、細いガラス針を使って卵子1個に精子1個を直接注入する方法で、卵子と精子が必ず出合う治療法です。

また、ICSIは卵細胞の中まで精子を注入するので、受精率が高いのも特徴です。顕微授精は、卵子1個に対して、元気で形のよい精子が1個あれば妊娠が可能です。これまで精子の数が極端に少ない男性不妊症の人や、体外受精では受精しない場合(受精障害)の人は、赤ちゃんをあきらめていたケースもありましたが、この方法なら妊娠する可能性が高くなりました。

ただし、排卵誘発剤の投与や採卵などで体に負担がかかるため、きちんとした知識や経験のある不妊治療施設で受けるのがおすすめです。

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Q:顕微授精の最新治療法〈IMSI〉とはなんですか?

A:精子の内部構造を確認できる新しい方法

卵子1個に精子1個を注入するICSI法は、精子を観察するときに顕微鏡で400倍に拡大して精子を選定します。この方法では精子の形状のみを確認するので、精子の内部構造まではわかりません。

一方で、IMSI法(イムジー)は顕微鏡を6000倍まで拡大できるので、よりよい精子を選ぶことが可能に。

次の質問>>体外受精や顕微授精をしないほうがいい人はいるのでしょうか?

監修
監修

木場公園クリニック理事長。1986年愛媛大学医学部卒業。日本では数少ない女性と男性両方の不妊症の診察・治療ができる生殖(リプロダクション)専門医。1999年、木場公園クリニックをオープン。2019年には駐車場から一人目不妊治療と二人目不妊治療をセパレートした「つくば木場公園クリニック」を開設。

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