生理痛がひどく、経血もドロドロ…。タイミングもうまくとれません【漢方オンラインカウンセリング】
自宅にいながら、仕事の合間を利用してなど、全国どこからでも気軽に利用できるオンラインカウンセリング。かしたに先生の励ましの言葉に元気をもらう女性がふえています。
日本全国からくる子宝相談。20代~30代の若いかたからの相談がふえています
コロナ禍をきっかけにスタートした、一陽館薬局のオンライン相談。自宅にいながら気軽にお話しできることから、全国各地から子宝相談が寄せられています。
「相談のなかで多いのは、治療に少し行きづまってしまったというかたですね。40代で体外受精を繰り返しているけれどなかなか妊娠しない、よい卵がどうしても採れない…などです。一方で、20代後半から30代と若い世代でも、妊娠へのあせりを感じて相談してくるかたも増えています。インターネット上で広がるさまざまな情報が、女性たちを追い込んでしまっているケースもあります」(かしたに先生)
相談の予約はLINEから気軽に行え、処方が決まれば漢方薬は自宅へ配送してもらえるため、薬局に直接出向くことなく漢方が始められます。興味があるかたは、ぜひ一度相談してみてください。
漢方カウンセリング①
通院を始めてから、生理周期が不安定に。流産のショックもあり、妊娠できる気がしない…
M・Aさん(31歳)
1人目は自然妊娠。第一子が1歳半になったころから自己流タイミング法を始め、その後不妊治療クリニックへ。タイミング法6カ月、人工授精3回を行ったが妊娠せず。
●検査では夫婦ともに異常なし
●もともと生理痛はなく周期も正常
●落ち込みやすい性格
陽性→化学流産となって ひどく落ち込みました。妊娠する自信がありません
かしたに先生:自分の体のことだけを考えればいい1人目妊娠とは違って、今は育児をしながらの妊活ですから、スムーズに妊娠できなくて当然ですよ。体調はいかがですか?
M・Aさん:常に体がだるくて、眠いです。子どもはもう夜中に起きないので眠れているはずなんですが、毎日昼寝をしないともたない感じです。
かしたに先生:出産による体力の消耗が十分に回復していないまま、次の妊娠をめざしている状態だと思います。次の妊娠に備えるために、今は体力面を充実させましょう。漢方を使うなら、血液をふやす「補血薬(ほけつやく)」と、生殖活動にかかわる腎を補う「補腎薬(ほじんやく)」がおすすめです。
でも、M・Aさんは医学的には問題はないようですし、しっかりと睡眠をとって、自律神経を休めて体力回復に努めるだけで、十分に妊娠できるかただと思います。
M・Aさんさん:実は、もともと生理周期が 安定していたのですが、通院を始めたころから周期が乱れたり、生理痛がひどくなったりしていて…。排卵誘発剤で体調を崩すこともあります。
2回目の人工授精では、陽性が出たのですが化学流産してしまいました。
1年以上治療を続けてやっと陽性が出たのにダメになって、私には妊娠する資格がないんじゃないかと思えて…。
かしたに先生 :おつらい体験をなさったんですね…。でも、生理周期がのびたり、体調を崩す原因が、病院の治療にあると感じるなら、今の治療がM・Aさんにとって必要かどうか、いったん立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。
妊娠に近づいているというより、脇道に迷い込んでしまった感じでしょうか。
すでにおひとり出産し、最近も一度、陽性確認までできたのですから、そのことをシンプルに認めて、自信を持って!
その事実を自分で打ち消そうとしないでくださいね。頑張っているのに結果が出ない今は、いちばんしんどい時期です。
M・Aさんの場合は“漢方薬で体質改善”というよりも、こういったカウンセリングで人と話をすることのほうが大事だと思います。この場をうまく利用していただいて、気持ちを切りかえるきっかけにしてくださいね。そのうえで、不足があると感じるなら、体質改善にトライするといいと思いますよ。
カウンセリングを終えて…
かしたに先生から「妊娠したんだから、自信を持って」と言われて思わず涙が…。おかげで、少し自信が持てました。漢方にも興味があるので、もう少し話を聞いてみたいです。
漢方カウンセリング②
生理痛がひどく、多嚢胞性卵巣症候群と診断。夫は疲れていて、タイミングがとれません
H.Kさん(29歳)
妊活を始めて1年。多嚢胞性卵巣症候群で、生理痛もひどい。夫は10歳年上で性欲が少なく、タイミングをうまくとれない。人工授精は2回行ったが陰性という結果に。
基礎体温をcheck!
M.Kさんの基礎体温は高温期と低温期の二層にならず、全体的にギザギザ。
●経血が黒っぽくかたまりが混ざる
●生理痛がひどくなり吐き気も
●多嚢胞性卵巣症候群
●夫がED
“瘀血(おけつ)”を改善すれば生理周期が安定しタイミング がとりやすくなります
かしたに先生:生理痛がひどいこと、多嚢胞性卵巣症候群であること、基礎体温グラフがギザギザしていること。これらはすべてを漢方的にみると、「瘀血」という体質が根本にあるからだと考えられます。
「瘀」は漢方の言葉で「汚れている、不要なもの」という意味です。「瘀血」は、体全体の血のめぐりが滞り、血がドロドロになっているようなイメージです。
生理痛がひどいのも、子宮の中の血がドロドロしていて、生理のときにその血を押し出そうと子宮が無理に収縮しているからでしょう。それが胃腸にも影響を及ぼしているため に、吐き気を感じるのかもしれませんね。一概には言えませんが、生理痛がひどいほど、血のめぐりはよくないと考えられます。
多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣の中で卵が成熟できず、排卵がしにくくなり、卵巣が多くの未成熟卵胞でおおわれる状態のこと。「瘀血」によって、血のめぐりが悪くなっているた め、卵胞が育ちにくく、排卵しにくくなっていると思われます。
こうした血の状態を変えようと働きかけるのが、漢方です。血のめぐりがよくなれば、生理の血の色は赤くサラサラになるので、それが1つの目安です。そうなれば、生理痛もやわらぐと思います。基礎体温も高温期と低温期のメリハリが今よりもついてくるので、排卵日がわかりやすくなると思います。
H.Kさん:夫のことも気になります。
性欲があまりなく、タイミングもうまくとれません。「年だから…」と言って病院にも行きたがらなくて。
かしたに先生:デリケートなことですから、ご夫婦とはいえくわしく理由を聞くのはむずかしいですよね。パートナーもお子さんを欲しがっていますか?
H.Kさん:はい。でも私のほうが欲しい気持ちが強いので、それがプレッシャーになっているのかも…。
かしたに先生:女性が一生懸命になるほど、男性はどんどんあとずさりしてしまうもの。あまりプレッシャーを与えないようなそぶりをしながら、まずは漢方の力を借りて夫を元気にすることを考えてみては?
体が元気になり、余裕ができれば、心にも自信が出てきます。ちょうどそのころ、 M.Kさんの生理周期も安定してくれば、排卵日に夫もタイミングをとるための心の準備ができます。男性側としても、いつなのかよくわからないよりも、「週末くらいだな」とわかるほうが協力しやすいはずです。
また、今後しばらくは、「毎周期必ず人工授精をやる!」と決め込むのではなく、休む周期があってもいいと思います。夫にも「今回は休むね」など力を抜いた言葉をかけてみると、M.Kさんへの印象が変わるはず。そういったご夫婦ふたりのコミュニケーションを楽しむように妊活を進めてみましょう。
カウンセリングを終えて…
経血がドロドロしているのは、ふつうのことだと思っていたので、びっくりしました。職場で私より若い人たちが妊娠していてあせり始めていたので、それが夫に伝わっていたの かも。気持ちをラクにして、体質改善に向けてできることをしたいです。
\募集/陽子先生のZOOMカウンセリングを受けてみたいかた
お名前、年齢、電話番号、妊活歴、陽子先生に相談したいことを書いて、【こちら】 からメールをお送りください。
当選者のみ後日、編集部よりご連絡させていただきます。相談内容を誌上でご紹介する際は、編集部規定の謝礼をお支払いします。
一陽館薬局オリジナルの「桃福宝」は通販でも購入できます!
一陽館での妊娠実績を漢方的に解析して作られた「桃福宝」。
めぐりを整える「赤珠」、授かる力を養う「黒珠」、基礎体力を届ける「碧珠」があり、漢方デビューにもおすすめです。
完全個室でゆっくりカウンセリング
スタッフは女性だけなので安心です
一陽館薬局では、学園前店、八木本店ともに個室が用意されており、ご夫婦での来店もしやすい雰囲気。スタッフは全員女性なので、生理やSEXのことなど、デリケートなことも気兼ねなく話すことができます。お電話やZoomなどを利用した相談も可能です。
住所:奈良県奈良市学園北1-14-8
電話:0120-50-9301
営業時間:10:00~18:00
定休日:木曜・日曜・祝日
アクセス:近鉄「学園前」駅から徒歩4分
HP:https://www.ichiyokan.jp
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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。
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