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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 卵をたくさん採って移植のチャンスを増やす、身体に優しい高刺激法による体外受精【アートラボクリニック 渋谷】

卵をたくさん採って移植のチャンスを増やす、身体に優しい高刺激法による体外受精【アートラボクリニック 渋谷】

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不妊治療
2024/09/03 公開

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ここは押さえておきたい!クリニック選びのための妊活基礎知識!アートラボクリニック 渋谷にお話しを伺いました!

卵をたくさん採って移植のチャンスを増やす、身体に優しい高刺激法による体外受精

監修
アートラボクリニック 渋谷(東京都渋谷区)

院長 太田 岳晴先生

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多く排卵できる高刺激法をメインに採用。副作用のリスクは薬の服用で予防【アートラボクリニック渋谷】

1回の採卵で複数の受精卵を期待第2子、第3子のために凍結も

体外受精で卵を取り出す前に、卵巣刺激法としていくつかの方法があります。患者さんの卵巣の状態や年齢、治療歴などを考慮して決定します。

最も効率的な方法は、注射の排卵誘発剤を使用する「高刺激法」です。他にはクロミッドなどの飲み薬と注射を併用する「中刺激法」、飲み薬のみを使う「低刺激法」、排卵誘発剤を使用しない「完全自然周期法」があります。高刺激法のメリットは、一度に多くの卵を採取でき、多くの受精卵が得られる可能性が高まり、移植のチャンスも増えることです。一度の移植でうまくいかなくても、凍結卵があれば再度採卵する必要がありません。

注射の排卵誘発剤はもともと体内に存在するホルモンであり、使用してもホルモンバランスが崩れたり卵子の質が悪くなったりしません。また、高刺激法で注意が必要な卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は、最近は予防薬の使用で発症率がかなり低減されています。

しかし、高齢で卵巣機能が低下している場合、注射の排卵誘発剤を使用しても卵が1〜2個しか採れないことがあります。その場合は、低刺激法や完全自然周期法を選択することもあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、検査結果や年齢を考慮のうえ決定します。

高刺激法の主な種類

アンタゴニスト法
排卵誘発剤で育てた卵が採卵前に排卵してしまわないよう、アンタゴニストという薬を使って抑える方法。最初は排卵誘発剤の注射だけを開始し、ある程度卵が育ってきたらアンタゴニストを開始します。

ショート法
月経中から点鼻薬を毎日使って卵が排卵しないようにする方法。卵巣年齢(AMH)の数値が高く(卵巣年齢が若い)OHSSの可能性があるかたには不向き。

PPOS法
卵巣刺激法の中では新しいやり方で、排卵誘発剤とともに排卵を抑える黄体ホルモンの飲み薬を併用する方法。 採卵した周期に移植(新鮮胚移植)をすることができず、得られた胚はすべて一旦、凍結する必要があります。OHSSの可能性が高いと予想されるかた向け。

高刺激法のメリットとデメリット

メリット
一度にたくさんの卵が採れる可能性があるため、1回の採卵で複数の受精卵をつくることができる。受精卵が余った場合は、第2子、第3子のために凍結保存ができる。

デメリット
低刺激法や完全自然周期法と比べると OHSSになる可能性がある。排卵誘発剤の費用がかかる。

企画/サンワードメディア

お話
お話

2003年福岡大学医学部卒業。2014年より不妊治療専門で杉山産婦人科に勤務、2016年よりオーク銀座レディースクリニック院長を務める。現在、東京渋谷にアートラボクリニック渋谷を開院し院長に。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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