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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 流産の原因は?自覚症状はある?防ぐことはできる?「自分を責めたり思い詰めたりしないで」【医師監修】

流産の原因は?自覚症状はある?防ぐことはできる?「自分を責めたり思い詰めたりしないで」【医師監修】

2024/11/16 公開

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赤ちゃんの誕生を心待ちにしているときに、突然起こる流産ほどつらい出来事はないかもしれません。けれども、流産は決してめずらしいことではなく、悲しい経験をした人は思いのほか多いものです。

流産の原因や種類、起こりやすい時期、確率、自覚症状などについて、おおのたウィメンズクリニック埼玉大宮の副院長・大野田章代先生にお聞きしました。

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流産とは、どんな状態?切迫流産との違いは?

超音波検査で胎嚢(たいのう・赤ちゃんを包む袋)が確認できたにもかかわらず、妊娠22週未満に妊娠が中断してしまった状態を「流産」と言います。妊娠22週未満というのは、ほとんどの赤ちゃんがおなかの外では生きていけない時期です。

一方、「切迫流産」は“流産しそうな状態”です。この場合は、下腹部痛や少量の出血などの症状が見られるものの、赤ちゃんは子宮内にいて心拍も確認できている状態なので、妊娠が継続できる可能性が高いです。

流産が起こりやすいのは、いつごろ?

流産は、妊娠12週未満に起こる「早期流産」と、12週以降に起こる「後期流産」に分けられます。このうち流産全体の約90%を占めているのが「早期流産」です。つまり、流産のほとんどが、12週までの妊娠初期に起こっています。

逆に言えば、妊娠週数が進むほど流産は少なくなっていくので、妊娠12週を越えると流産が起こる可能性は下がっていきます。

どれくらいの確率で流産は起こる?

流産は妊娠全体のうち10~15%の割合で起こっています。少なくとも妊婦さんの10人に1人ぐらいが流産を経験していることになります。

また、流産の起こる確率は妊婦さんの年齢によって大きく変わり、年齢が増すほど高くなります。たとえば、20歳未満では12%ほどですが、35~39歳では約20%、40歳以上では40%を超えると言われています。

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おおのたウィメンズクリニック埼玉大宮副院長。東京慈恵会医科大外卒業後、同大学附属病院、国立成育医療研究センター、獨協医科大学埼玉医療センターなどをへて、2022年4月より現職。
日本産科婦人科学会専門医・女性のヘルスケアアドバイザー、日本周産期新生児学会周産期専門医、FMF認定超音波医、日本女性医学会女性ヘルスケア専門医、母性内科学会母性内科診療プロバイダー。

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