「流れる可能性があります」初めての陽性！だけど何とも言えない複雑な感情で過ごしました【ニッチェ・江上敬子さんの妊活#3】

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妊娠した女性の３〜４割が経験すると言われる「化学流産」。血液や尿検査で陽性となったものの、エコー検査で胎嚢が確認できない状態です。実はお笑いタレントのニッチェ・江上敬子さんも化学流産を経験されたのだとか…。当時の状況や気持ちをセキララに話してくれました。

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【ニッチェ・江上敬子さんの妊活ヒストリー】
28歳…卵巣嚢腫で片方の卵巣を切除

31歳…入籍

34歳…不妊専門クリニックにて妊活開始。
１年で10kgの減量を経て、体外受精へ

36歳…体外受精で第１子妊娠
38歳…体外受精で第２子妊娠

妊活中はダイエットに励んでいたので、顔が少しほっそりしていました！

妊娠⇔流産、どっちつかずの気持ちに翻弄

読者のみなさんの中にも経験された方が多いかもしれませんが、実は私も化学流産を経験しました。痛みもなく、自覚症状はありませんでしたが、メンタル面がとにかくしんどかったです。

体外受精の数回目の移植後、妊娠判定日に不妊専門クリニックへ。検査をしたら、うれしいことに陽性反応が出ました。初めての陽性！でも、喜びは一瞬…。

ドクターから「陽性反応がうっすら出ていますけど、ホルモン値などを見ると、流れる可能性があります」と言われてしまいました。とは言え、「このあと、反応が強く出るかもしれないですから、一応お酒は控えてくださいね」とも。

「えー！これってどっちなの!?」という状況。喜んでいいのか、ダメなのか…戸惑いました。

でも、禁酒をして体をいたわって過ごしていると、自分は妊娠しているかも！という気持ちがどんどん強まっていきました。そんな数日を過ごしたのち、今度はうれしい気持ちとダメかもしれないという気持ちが交錯しだして、なんとも言えないふわふわした感情になってしまったんです。あの感情はそれまで経験したことがないものでした。

関連記事：化学流産とは？原因や症状、次の生理と妊娠の可能性を知りたい【不妊治療専門医監修】

「多分ダメだと思うから！」悲しみを軽減できるように・・・

私はもともと性格的に何事にも予防線を張るタイプ。自分が傷つかないようにしがちなんです。化学流産を経験したときも、同じでした。

クリニックに再検査を受けに行く際、夫には事前に「多分ダメだと思うから！」と話しておきました。最悪なケースを考えておくことで、実際にショックなことが起きても、悲しみを軽減できるというか、過剰に傷つかずに済むというか…。

妊活していた当時の夫との２ショット

結局、化学流産が確定し、夫に電話で報告をしたわけですが、「やはり、ダメだったよー！」とわりとあっけらかんと明るく伝えたような記憶があります。今思えば、素直に「悲しいよ」「ショックだ」と悲しみを素直に言葉にしてもよかったのかなとも思いますが…。

もし、今後また不妊治療に取り組むチャンスがあれば、そのときは素直に夫に甘えてみるかもしれません。そして、現在、同じような経験をされている方がいたら、悲しみをひとりで抱え込まず、パートナーや信頼できる家族とシェアして欲しいなと思います。

次回……治療でメンタルがズタボロなのに、仕事や周囲のことも考えないといけないなんて！の話へ続く

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取材・まとめ／濱田恵理

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