【カンテレ・村西利恵アナの不妊治療】「ありがとう、またきてね…」奈良のお寺でひとり号泣。流産を経て妊娠するまでをお話しします/独占インタビュー

関西テレビのアナウンサーとして、夕方のニュース番組のキャスターを12年間務め、趣味でもある釣り番組などでも活躍する村西利恵さん。現在はアナウンサーとしてだけでなく、大学講師として教壇にも立っています。そんな村西さんは、体外受精の移植8回目で妊娠、2022年2月に待望の第一子・女の子を出産しました。
「けっして楽に授かったわけではないけれど、治療をやめようと思ったことは一度もなかった」という村西さんが、奈良のお寺で人知れず流した涙のわけは…。
「赤ちゃんが欲しい」独占インタビュー2回目をお届けします。
村西利恵アナウンサーのインタビュー1回目はここから
⇒⇒3回目の結婚、40歳で妊娠!36歳で私が卵子凍結をした理由
期待していた凍結卵が着床せず。
不妊治療に「絶対」はないことを痛感
不妊治療に「絶対」はないことを痛感
40歳の夏から治療を再開。2回目の採卵で得た凍結胚を戻す前に、子宮内膜スクラッチ(子宮内膜の炎症を調べると同時に、内膜に傷をつけることで着床しやすくする治療)を行いました。
これが私には合っていたのか、4回目の移植で初めて着床。でも検査の結果、妊娠初期なら25~1,000IU/LというhCGの値が10くらいしかなくて…。「これから上がるかもしれません」という先生の言葉を信じて1週間ほど過ごしましたが、次の診察で「残念ですが化学流産でしょう」と言われました。
「着床するとわかったことがなにより大きい」と励ましてもらいましたが、不安と期待の入り混じる中で数日過ごした気持ちの糸が、ぷつっと切れてしまったような感覚がありました。
このときはさすがにこたえて休みをとり、1人で奈良の長谷寺にお参りしました。美しい景色を前に「ありがとう、また来てね…」という気持ちがあふれて大号泣。
帰りに赤ちゃんがいる友だちの家に行き、抱っこさせてもらうと、そのあたたかさにまた泣けました。夫のいる家に帰る道すがら、改めて赤ちゃんが欲しいなと思ったのを覚えています。
その後、「2人目どころか、1人も産めないのでは」という不安におそわれ、いざというとき用の36歳で採卵した凍結未受精卵を使うことにしました。3個を顕微授精し、3個とも胚盤胞になりましたが、これも着床しませんでした。
正直、「卵子凍結をしている」ことを保険のように思っていた私にとって、これは大きな誤算でした。子どもを持ちたいと望む女性にとって、若いころに卵子凍結をしておくことは安心材料にはなるけれど、残念ながら不妊治療に「絶対」ということはないのだと痛感しました。
流産と判定された後、1人で奈良の長谷寺へ。
登廊では写真を撮る余裕がありましたが、登り切った先の静謐で美しい景色に号泣してしまいました。
赤ちゃんに「ありがとうね、また来てね」という気持ちでした。マスクで涙が隠せたのでコロナ禍でよかったです。
今までで最多の卵がとれた理由は、友人のすすめで始めた体質改善
その頃、友人から「妊活しているなら、だまされたと思って鍼治療に行ってみて」と言われ、通い始めました。結果として、これが私の不妊治療の大きな転機になりました。
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