39歳。稽留流産のあと、再び妊娠できるか不安です【不妊治療クリニック培養室長に聞く】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療 39歳。稽留流産のあと、再び妊娠できるか不安です【不妊治療クリニック培養室長に聞く】

39歳。稽留流産のあと、再び妊娠できるか不安です【不妊治療クリニック培養室長に聞く】

2024/01/08 公開

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妊活メディア『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』に寄せられたお悩みに、専門家が答えます。「いつか妊娠したい」「ママになりたい」と思ったときに浮かんでくる、さまざまな不安…。

どんな治療があるの?ほかの治療法も検討してみるべき?今回は39歳で妊活を再開された女性の疑問に、湘南茅ヶ崎ARTレディースクリニックの培養室長に答えていただきました。

39歳で妊活再開。タイミング法ではなく人工授精、体外受精にステップアップしたほうがいい?

質問者データ
妻39歳
夫40代
妊活(再開)歴1ヶ月

昨年10月に自然妊娠しましたが8週目で稽留流産となり、11月に手術を行いました。その後、順調に生理がきて、1月から通院してタイミング法での妊活を再開しました。

39歳という年齢もあり、再び妊娠できるかとても不安です。この先、赤ちゃんを授かるためにはタイミング法ではなく人工授精、体外受精にステップアップしたほうがいいのでしょうか。

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【回答】年齢を考慮し、早めの受診、ステップアップを視野に

流産を経験されたことは、とてもおつらかったと思います。

さて、今後の治療についてですが、不妊治療は患者様自身の状態により、方針が大きく変わることをご理解ください。

質問者様は39歳でタイミング法を数カ月間実施されているとのことですので、そろそろ病院を受診する時期だと思われます。一度、病院で不妊検査(ホルモン検査や卵巣予備能検査など)を行い、自身の状態を知ってから、医師と治療方針を決めることが重要です。

妊娠歴もあることから、検査で問題がなければ、人工授精が第一選択になるでしょう。そこで、数カ月ほど人工授精を行い、妊娠に至らなければ体外受精に進みます。

しかし、質問者様の年齢は考慮しなければなりません。

40歳以上になると保険診療による体外受精(胚移植)の回数制限が変わってくることや、日本産科婦人科学会のデータからも加齢による妊娠率の低下と流産率の上昇が示されており、早めのステップアップを考えるのがよいかもしれません。

ひとまずは、今後の方針を決めるためにも、専門病院でご相談されることをおすすめします。

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不妊治療を始める〜受診の流れ〜

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

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2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。

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湘南茅ヶ崎ARTレディースクリニック培養室室長
臨床検査技師、日本卵子学会認定生殖補助医療胚培養士。大学病院で臨床検査技師、企業で治験コーディネーターを経験したのち、大学病院に戻り胚培養士として10年間勤務し、培養室長として培養室の管理と後進の育成を行う。湘南茅ヶ崎ARTレディースクリニックの開院準備に携わり、同クリニック開院後は培養室室長に就任。

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