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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 【妊娠超初期】おなかの赤ちゃんのために気をつけたいこと4選/医師監修 3ページ目(3ページ中)

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2024/12/15 公開

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こんなときは、どうしたら?Q&A

妊娠中には、ちょっとしたことが気になるもの。妊娠初期に質問が多いことについても、先生にお答えいただきました。

Q.少量だけど出血がある

妊娠初期に見られる出血に、「着床出血」があります。これは、受精卵が子宮内膜に定着していくときに起こる出血です。妊娠した人の全員に起こるわけではなく、出血量も多くはありません。

なお、最後の月経(生理)開始日を「妊娠0週0日」としてカウントするので、排卵日は「妊娠2週」ごろ、着床は「妊娠3週」ごろになります。着床出血が起こるのも、多くは妊娠3週過ぎです。

着床出血は、薄いピンク色や真っ赤な鮮血、少し時間が経って出た場合には茶色っぽい血液で、月経のときより量は少なめです。着床出血であれば心配ありませんが、少量でも出血があったときは、念のため、定期健診時などに医師に伝えてください。

Q.「切迫流産」と言われました

出血や下腹部痛などがあり、「切迫流産」と診断されると、パニックになったり不安にかられたりするでしょう。切迫流産は「流産しそうな状態」ですが、胎嚢の中に赤ちゃんが見えて心拍も確認できるので、「流産」とは違います。切迫流産から流産になる可能性はゼロとは言えませんが、妊娠の継続ができる可能性のある状態なので、赤ちゃんの生命力に期待して、医師の指示に従って過ごすことが大切です。

Q.おなかをぶつけた!尻もちをついた!

おなかの中にある子宮は、筋肉の厚い壁でできています。その壁に守られて胎嚢(赤ちゃんの袋)があり、袋の中の赤ちゃんは羊水に浮かんでいる状態です。衝撃からガードされているので、おなかをぶつけたり尻もちをついたりしたくらいでは、まず心配ないでしょう。ただ、強い衝撃を受けたなどで出血した、下腹部が痛むようなときには、早めにかかりつけ医に相談してください。

Q.「子宮頸管にポリープがある」と言われました

 子宮頸管にできるポリープには、「子宮頸管ポリープ」という腫瘍と、妊娠中に見られる「脱落膜ポリープ」があります。子宮頸管ポリープは出血をともなうことがありますが、99.5%は良性です。一方の脱落膜ポリープは、赤ちゃんを包んでいる袋の一部からできるポリープです。つまり、子宮内膜から連続しているポリープです。

子宮頸管ポリープと脱落膜ポリープは、肉眼では区別がつかず、切除して病理検査をすると判別できます。ただ、脱落膜ポリープを切除すると、流・早産のリスクが高くなることがわかっています。そのため、明らかに悪性と疑われるようなものでなければ、子宮頸管にポリープがあっても経過観察をするほうが安全です。

ゆったりした気持ちで過ごして

妊娠中は、経過が順調でも、あれこれ気になったり心配になったりすることが出てくるでしょう。明らかに危険なことや、赤ちゃんに悪影響とわかっていることは避ける必要がありますが、それ以外はあまり神経質にならなくても大丈夫!赤ちゃん自身の育つ力、大きくなる力を信じて、できるだけゆったりした気持ちで過ごしてください。

取材・文/村田弥生

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監修
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おおのたウィメンズクリニック埼玉大宮副院長。東京慈恵会医科大外卒業後、同大学附属病院、国立成育医療研究センター、獨協医科大学埼玉医療センターなどをへて、2022年4月より現職。
日本産科婦人科学会専門医・女性のヘルスケアアドバイザー、日本周産期新生児学会周産期専門医、FMF認定超音波医、日本女性医学会女性ヘルスケア専門医、母性内科学会母性内科診療プロバイダー。

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