3ページ目(3ページ中) | 〈梅小鉢・高田紗千子さんの妊活〉「頼るのが苦手だった私が…」41歳、2人目妊活で知った支えと学び【後編】
不妊治療がくれたもの
妊活の真っ只中にいるときは、「何のためにこんなことしているんだろう、いつまで続けるんだろう」と先が見えない治療に悶々としたこともありました。
長男の妊活当時は不妊治療が保険診療になる前で、金銭感覚もだいぶ麻痺していました。採卵や移植の日には、「このくらいかな?」と予想した金額を持っていくのですが、それでは足りずに、会計で「すみません、お金をおろしてきます」とATMまで走ったことも。あのときのむなしさは、ちょっと忘れられませんね。
なかなかうまくいかないとなれば、先進検査であるERA検査も受けましたし、お金は想像以上にかかりました。それでも、今振り返ってみると、つらいことや苦労したことばかりではなかった、とも思います。
どんな形で授かったとしても、子どもを溺愛したことは間違いないと思います。妊活期間の長短や不妊治療の有無が、子どもへの愛情を左右するものではありませんよね。ただ、私自身に限って言えば、あの経験があったからこそ、より一層子どもの存在が愛おしく感じられていると思うんです。
子どもたちと過ごすどの場面でも、胸が苦しくなるくらいの愛おしさが押し寄せてきて、一瞬一瞬がかけがえのない時間だと思える。もちろんイライラしてしまうこともあるし、怒らなければいけないこともあるけれど、次の瞬間には「あれだけ苦労して授かった子なんだから」と切り替えられる。それは、あの妊活の日々があったからかもしれません。


「2人目妊活中、長男のときにも訪れた市比賣神社や岡崎神社へ息子と一緒に行きました」
妊活を通じて成長できたかな?
また、不妊治療を経験して、言葉の重みを強く感じたのも、大きな学びでした。
私も妊活前は、結婚した友人に「赤ちゃんはまだ?」なんて、何気なく聞いていたと思うんです。でも、自分が治療をする立場になると、そうした言葉が心に刺さることもある。うまく返せず、モヤモヤしたこともありました。
一度、「実は不妊治療してるんだよね」と答えたら、「そんなん言われたら、もう気を遣って子どもの話できひんやん」って言われたこともあって…。そのときは正直ショックでしたが、もし自分が逆の立場だったら、同じように感じたかもしれません。
でも、「私は(不妊治療を)経験できた」のだから、自分の言葉で周囲の人を傷つけることがなるべくないようにしていきたい。そんなふうに思えるようになったことも、妊活を通じて得た、私なりの成長なのかもしれません。

「今はお仕事を少しセーブしながら、子育て優先ですごしています」
インタビュー1回目から読む>>〈梅小鉢・高田紗千子さんの妊活〉36歳でAMHは「43歳相当」。カウントダウンが始まったような気がした【前編】
PROFILE●高田紗千子さん

(写真右)1981年1月20日生まれ、京都府出身。2000年、高校時代の同級生・小森麻由さんとともにお笑いコンビ「梅小鉢」を結成。数々のものまね番組で菅野美穂さんや安めぐみさんのものまねを披露し話題に。2017年にお笑いコンビ「なすなかにし」の中西茂樹さんと結婚。19年8月に長男、23年6月に次男を出産。体外受精挑戦中に、リトミックの講師資格を取得。@sachikotakada120
取材・文/浦上藍子
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