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受診を決めたのが、ちょうど3月中旬の話で、数週間後の4月から新しく仕事をはじめる直前です。娘も保育園に通うようになるため、忙しくなると病院も行きづらくなるだろうという思いもありました。

まずは、第一子の妊婦健診でもお世話になった産婦人科へ。症状を伝えると、すぐに先生から詳細な検査をすすめられることに。検査方法は簡単で、エコー検査や血液検査だけでした。

とくに何の心配もせず、結果を聞きに2週間後に再受診。ここで、子宮内膜症の診断が。先生から子宮内膜症や治療法が載った冊子を手渡され、内膜症の説明と今後についての希望をきかれました。

突然告げられたした病名に驚き、いくつか質問をしましたが、内膜症の原因はわからず完治もしないという回答にさらにショックを受けました。

きっと「生理が重いですね」などと言われ、鎮痛剤の処方でもしてもらって今日は帰宅できるだろうと考えていた私。目の前の展開に気持ちが追いつきませんでした。診察を終え、混乱した気持ちをとにかく聞いてほしくて、診断結果とともに夫に連絡したことを覚えています。

妊娠か治療かの選択…

先生曰く、「内膜症の程度としては軽症だが、自覚症状(生理痛や経血量)が重いためこのまま放置することはできない。何もしなければ、不妊の原因になる」と言われました。妊娠することが子宮内膜症の治療にもっともよいけれど、そうでなければ治療をすぐにスタートさせましょう。とのことで、突然の選択を迫られたのです。

いずれは第二子を望んでいました。しかし、新しく仕事を始めることなどを考えると、いますぐの妊娠は考えられず…。ひとまず治療の方向でお願いしたいと伝えると、いくつかの治療法を提示されました。

子宮内膜症の治療法は大きくわけて2つ、薬物療法(ホルモン剤など)と外科的療法(手術など)があります。今回すすめられたのは薬物療法で、そのなかでも「黄体ホルモン放出IUS(ミレーナ)」と「黄体ホルモン製剤」の説明をうけました。

私には基礎疾患があるため、そちらの主治医との相談も必要という話に。2つの治療法の説明を受け、一度主治医にも治療方針を相談してから婦人科を再受診することにしました。

第二子のためにまずは内膜症の治療を決断

婦人科ではすぐに治療の話に進みましたが、再度夫とも相談。いずれは第二子を希望しているというお互いの意思を確認しあい、内膜症の治療をスタートさせることにしたのです。

この頃、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが繰り返し出されていました。ワクチンの話も進み始めていた時期です。新型コロナウイルスは妊婦が感染するとリスクが高いという話もあったので、状況が落ち着いてから第二子に向けて動こうということを話しました。そして、内膜症の治療も約半年くらいを目安にして、妊活を再開しようということも決めました。

第二子を授かるために、内膜症の治療をすることに決めましたが、仕事に慣れるまでの時間も必要。約半年間、内膜症の治療をしながら、新しい仕事に慣れるよう頑張ること、その後、第二子に向けて動こうと、わたしたち夫婦なりの治療計画をたてました。

ただでさえ大きな環境の変化が控えているのに、すぐに第二子へ動き出すという選択は到底考えることができず…。もちろん年齢と妊娠率のことを考えなかったわけではありませんが、いまある生活をいかに維持するか、そして新環境に適応していくかということが、そのときの私にとって第一だったのです。

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わたしが治療内容を決めるまでの経緯

幸い、基礎疾患のほうの主治医ともすぐに相談の場を持つことができました。子宮内膜症の診断を受けたこと、婦人科で提案された治療方法のこと。漏れのないよう伝えていきます。

相談の結果、基礎疾患の症状やその治療との兼ね合いもあり、提示された治療方法のうちのひとつ、ミレーナで治療するよう指示がありました。

子宮内膜症治療に使われるミレーナってなに?

主治医や友人などにも相談して決めた治療方法、IUS:レボノルゲストレル放出子宮内システム。“ミレーナ”と呼ばれるもので、持続的に黄体ホルモンを放出する子宮内システム(T字型をした小さなリング)を子宮内にいれることで作用します。

子宮内膜の増殖をおさえ、内膜が薄い状態を維持するため、生理痛や経血量が軽減されるといわれているみたいです。ミレーナは避妊の効果が高いのも特徴だそう。

子宮内膜症のおもな症状は個人差もありますが、私の場合は生理痛と月経過多の症状が見られたため、これらを改善する事が治療目的となりました。内膜症自体は良性の病気ですが、生理がくるたびに進行し症状も重くなってしまうため、いち早く治療をスタートする必要があると説明されました。

ドクターの話ではミレーナは最長5年間、外すことなく効果を得られるということでした。私の場合は数カ月を目途に、ミレーナを使うことにしました。

タンポンを入れられない私。ミレーナ大丈夫なの…?

この頃、やはり不安が大きかったので、夫のほかに友人へも相談をしていました。

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