2ページ目(3ページ中) | 「え…」手から滑り落ちた精子。起きてこない夫、流産、お腹にはしった激痛。トラブルの連続だった全4回の人工授精/不妊治療に理解のない夫と焦る私の記録 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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いつものように内診台に上がり、エコーで卵胞の状態を確認するも、明らかに卵胞は小さくなっていました。私の目からみてもはっきりとわかるほど。先生は「LUF(ルフ)かなぁ」っと呟き、今回は人工受精を見送りましょう、とのこと。

ここまで順調だったのになんで!?という思いと、薬を使ってもちゃんと卵胞が育たなかったという事実に落ち込みました。

のちに、LUF(黄体化未破裂卵胞)について調べてみると、鎮痛剤の服用によっても生じる状態なのだそう。このときの私は、鎮痛剤を常用していました。とくに排卵付近になると痛みが強くなっていたため、この排卵時期は鎮痛剤の使用量が増えるタイミングとなっていたのです。このことも関係していたのかもしれません。

改めて2回目の人工授精にトライ、成功!しかし…

改めて挑戦した2回目の人工授精は、全てが順調でした。卵胞もスムーズに大きくなり、普段より早く排卵できるまで成長。受診回数も少なくすみました。

夫も前回の朝は迷惑をかけたと反省。前日の夜は禁酒、朝も出発時間に間に合うよう配慮をしてくれて、病院にも遅れることなく到着できました。

この2回目の挑戦で、なんと初めての陽性反応が確認できたのです。

生まれて初めての妊娠に大喜び!
妊娠を確認しようと5週目半ばに夫婦で受診しました。胎嚢を確認し「これが赤ちゃんの袋かぁ…」と、感慨深く何度も何度もエコー写真を見ていたことを覚えています。

次は7週に入ったら受診ということで、再び夫も同行。心拍が確認できるかな?と期待しつつ内診台に上がりました。

しかし、胎嚢の中は何も見えずからっぽ…。先生も「まだ心拍は見えないねぇ」と言っていましたが、内診後の説明で一番聞きたくなかった言葉を耳にします。

流産の可能性がある、とのこと。

帰り道どうやってもあふれ出てくる涙で前が見えませんでした。夫に付き添ってもらってよかったと、心から思う出来事でした。

それから流産が確定するまでは、<7週以降に心拍確認ができた>という体験談ばかりをネットで探し、読み漁る日々。大丈夫かもしれないという期待を持ちつつ8週、9週と過ごしましたが、赤ちゃんが見えることはありませんでした。

そして自然流産にも至らなかったので、流産手術をすることに。

私の落ち込んだ気分や羞恥心に配慮されていたのか、入室した手術室は妙に暗かったことを覚えています。

1時間もかからずあっけなく手術は終了。はっきり目が覚めたころ、取った組織を主治医が見せてくれました。
「赤ちゃんらしきものは無く、胎嚢だけでした」と。赤ちゃん自体がいなかったのかと少し安堵する思いと、やっぱり赤ちゃんができない体なのか…、とても複雑な気持ちになりました。

関連記事:胎嚢が空っぽ、赤ちゃんの心臓が動いていない…【10人の流産体験談まとめ】

3回目の人工授精は、まさかのトラブルが発生!

流産手術後、3ヶ月程度で不妊治療を再開。3回目だけあって受診から人工受精まで一連の流れは掴めたな、という感覚で臨むことができました。陽性反応が出た2回目よりは卵胞の成長はゆっくりでしたが、排卵できるまで成長。見送ることなく人工受精日を迎えることができました。

しかし、人工受精当日まさかのことが起こります。

>>人工授精当日、何が起きた?

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