「え…」手から滑り落ちた精子。起きてこない夫、流産、お腹にはしった激痛。トラブルの連続だった全4回の人工授精/不妊治療に理解のない夫と焦る私の記録 | 3ページ目 (3ページ中) | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 「え…」手から滑り落ちた精子。起きてこない夫、流産、お腹にはしった激痛。トラブルの連続だった全4回の人工授精/不妊治療に理解のない夫と焦る私の記録

「え…」手から滑り落ちた精子。起きてこない夫、流産、お腹にはしった激痛。トラブルの連続だった全4回の人工授精/不妊治療に理解のない夫と焦る私の記録

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まさかの、夫が頑張って取ってくれた精液を容器ごと落とすという失態をしてしまいます。

冷やさないかつ倒さないようにと言われていた精液運搬。フタの裏などに付着すると回収できる精子量が減ってしまうため倒さないようにと言われていたのですが、倒すどころか落としてしまい、容器の中で精液はバラバラに…。夫には謝りの連絡をし、落ち込みながらも病院へ向かいました。

いつものように1時間ほど精液の濃縮を待っていると、何とか人工授精をできるだけの量を確保できたとの報告が!なんとか無事3回目も人工受精をすることができました。

しかし、人工授精をした2日後あたりから張りも感じるような鈍い下腹痛が出現。副作用でどこかに炎症でも起きているのか?と思うほどでした。やむなく仕事を休み急遽受診することに。すると、卵巣が5cm程度まで腫れているとのこと。排卵誘発剤などの影響で腫れることがある、と説明を受けました。

この頃は子宮内膜症による腹痛も増強していたため、とにかく痛みと戦う日々でした。これといった診断もなく、何が原因かも分からず耐える毎日(あとで判明するのですが、この時点で子宮内膜症ではないかと自分自身でも疑っていました)。とにかく不妊治療を優先していたため、このときは痛みに耐えるという選択肢以外は頭にありませんでした。

腹痛を乗り越えた3回目の人工受精も、妊娠には至らすリセット。

腹痛に耐える生活にも疲れ、これから不妊治療をどうしようか…と本気で悩みはじめます。夫にも「こんなに痛みがある状態で、子作りどころではないんじゃないの?」と言われるほどに。ですが、なんとかもう1回は頑張ってみようと4回目もチャレンジしたのです。

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4回目の人工授精は激痛が…!

前回、精液を運搬する容器を落とすという失態をしたため、今回は病院で採精して欲しいとお願いし、夫に初めて病院で精液採取をしてもらいました。

私も入ったことのない採液室は、何とも言えない簡素な部屋だったと夫からの感想。いい社会経験になったとのこと(笑)。

あんなに不妊治療に理解のなかった夫でしたが、4回目ともなると余裕の風格すら感じられました。

後日談ですが、職場に不妊治療をしている同僚がいたそうです。情報共有をしているうちに、不妊治療がどんなものであるか理解ができ、協力しなければと思ったのだとか。

そして、4回目の人工授精後はこれまで経験したことのない究極の腹痛に襲われることになります。

持続的に続く生理痛のような強い下腹部痛に加え、周期的にやってくる突き上げるような痛み。腸の動きに連動している感じもあり、何度もトイレに駆け込みますが便は出ません。

歩くこともままならず、強い痛みに伴う吐き気で水すら飲むことができませんでした。夜にかけて痛みは増すばかり…。鎮痛薬を使い様子を見つつも全く引かない痛みに不安を覚え、救急車を呼ぶべきか悩むほどでした。

結局耐えきれず夜間救急へ駆け込むことに。CT撮影を行いましたが、原因不明のまま…。精神的なものではないかとも言われる結果となります。この通常ではあり得ない痛みをきっかけに、不妊治療ではなく、腹痛の原因を探ろうと子宮内膜症の治療へと方向性を変えることになりました。


私の紆余曲折だった4回にわたる人工授精の体験談をご紹介しました。

この激痛をきっかけに、子宮内膜症の治療をした私は、現在1歳7ヶ月になる娘の育児に奮闘中です。

私の場合、人工授精で使用する薬剤により子宮内膜症の症状である腹痛が強くなる傾向にありました。同じような症状のある方はこの記事を参考に、注意して体と向き合ってみて欲しいです。

すずさんの子宮内膜症の治療記録
ひどすぎる腹痛の正体は「子宮内膜症」だった!

※この記事の内容は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

>>条件をしぼって不妊治療の病院を探してみる!

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