25歳をすぎたころから要注意!将来、妊娠を考える世代が最も注意したい病気とは?【プレコンセプションケア講座】
「いつかママ・パパになりたい」と考えているなら、今から体を健康な状態にしておくことが大切です。そのためにどんなことをしたらいいか、具体的にわからない方もいるでしょう。
そこで、今回は妊娠をする際に妨げとなる女性特有のがんについて、そして健康な体に近づくための食事法をフィーカレディースクリニックの看護師・廣谷さんと管理栄養士・篠原さんに、教えてもらいました。
*フィーカレディースクリニック開催のオンラインセミナーより
妊娠するには、妊娠前の体のコンディションが大事!
「妊娠したい」と思っても、すんなり妊娠にいたらないケースは多く、不妊治療をされる方が増えています。その要因のひとつとして「妊娠前の体が“健康”ではないからではないか」という考えかたがあります。
現代の女性は、仕事や日々の生活が忙しいゆえ、食事の栄養バランスが悪くなりがちに…。痩せた女性は妊娠しづらく、出産後にいろいろなリスクをはらむ低体重児を出産する可能性が高くなります。
将来、妊娠をのぞむなら、今のうちから健康的な体にしておく必要があります。
ご自身の体が、今、どのくらい健康かを確認するために「プレコンセプションケアチェックシート」というものがあります。
プレコンセプションケアとは、女性自身にとっての健康管理のことを言いますが、ぜひチェックシートをみていただき、いくつあてはまったかを確認しておくといいでしょう。
プレコンセプションケアチェックシートには、いろいろな質問項目が記載されていますが、今回はその中でも「女性のがん」について解説していきます。
女性特有のがんには乳がん、子宮がんがあります
女性特有のがんは乳がんと子宮がんになります。
まずは子宮がんについて説明をしていきます。子宮がんは、がんが発生する部位によって子宮体がんと子宮頸がんにわけられます
子宮頸がんはプレコン世代が最も注意したい病気のひとつ
子宮頸がんは、外子宮口、すなわち子宮の入口あたりに発生することが多いがんです。一定の時間をかけてゆっくりと増えていきます。がんが発見される前の段階として子宮頸部の組織にがんが進行する可能性のある細胞が増えるのが特徴です。
15歳~39歳と、プレコンセプションケアが必要な世代に多くみられ、なかでも25歳を過ぎた頃から著しく増加。年間約1万5000人が発症し、約3500人の方が命を落としているがんです。
定期的に子宮頸がん検診を受けて予防・早期発見を
近年、子宮頸がん検診の受診率が伸び悩み、性行動の若年化、活発化によって性行為でHPVに持続的に感染することが増えていることが原因と考えられます。
この子宮頸がんを引き起こすHPVですが、多くの女性が一生に一度は感染するといわれているありふれたウイルスの1つです。
関連タグ
佐野麻利子院長との2名の女性医師が、女性スタッフとともに女性ならではの目線を大切に診療。一般婦人科はもちろん、「プレコンセプションケア」に力を入れている。
「フィーカ」とはスウェーデン語で「ちょっとお茶でもしていきませんか」という意味。ブックカフェのようなくつろげる空間で、診察を待つことができる。働く女性のためのヘルスセミナーを院内で実施中。「女性ホルモンとの付き合い方」「キレイを作る食事法」は「ケアすることがキレイへの一歩」など、各回にテーマを設定しプレコンセプションケアへの学びを深めることができる(※予約制)。
- 24時間
- 月間
-
1【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生2〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】3〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】4【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈神奈川レディースクリニック〉胚培養士・鈴木亮祐さん5【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!6【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも7流産の原因は?自覚症状はある?防ぐことはできる?「自分を責めたり思い詰めたりしないで」【医師監修】82024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い9会員限定妊娠9週の壁?流産が怖い…どうしたら乗り越えられますか?【医師監修】10「流産」と診断されたら、手術が必要? 次の妊娠まで、どれくらい待ちますか?【医師監修】
-
1【全国おすすめ子宝祈願】2024年絶対行くべき最強子宝スポット20選〜妊娠しましたレポ続々!22024年下半期の授かり運/リマーナすずの妊活占い3【排卵日検査薬】写真つきリアル体験談!実際に使ってみてどうだった?妊娠しましたレポートも4〈アラフォー妊活〉婦人科系疾患や2人目不妊など40歳前後に多い不妊原因にきめ細かい対応をめざす【にしたんARTクリニック】5「今月もダメだった…」34歳で授かるのって難しいのかな。会社で評価されても私の心は晴れなくて【30%~私の妊カツ~】#1(前編)6【不妊治療スペシャリストインタビュー】〈立川ARTレディースクリニック〉院長・右島富士男先生7「避妊してないのに妊娠しない。つまり私は…」妻の訴えに年下夫は【30%~私の妊カツ~】#5(前編)8【精液検査の体験記】「なんだかんだで採精室にワクワク!」人気ブロガーが赤裸々レポート!9「仕事が生きがいなんじゃない?」結婚5年目。年下の夫との仲はいいけれど、たったひとつ足りないものがあって【30%~私の妊カツ~】#1(後編)10「健康な30代でも1年以内に妊娠する確率は30%前後」そんなこと知らなかった【30%~私の妊カツ~】#6(前編)