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妊活中のインフルエンザ予防接種どうする?昨年も治療がキャンセルになってしまって心配です

2023/11/16 公開
2023/11/28 更新

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多くの夫婦が抱える「赤ちゃんが欲しい」という思い。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。しかし、不妊治療には時間的なリミットがあるのも事実。

後悔しない選択をするためには、まず自分たちの体のことはもちろん、治療内容をきちんと理解することも大切です。

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体外受精を控えた時期のインフルエンザの予防接種どうする?

質問者データ
35歳/夫の年齢30代/妊活歴2年/現在の状況:体外受精3回

昨年の冬、初めての体外受精の直前にインフルエンザにかかり、治療がキャンセルになってしまいました。

インフルエンザの予防接種を受けた場合でも、体外受精は受けられますか?予防接種を受けずに高熱が出た場合、卵子の質に影響が出たりしませんか?

【ドクター回答】接種後でも特に避妊の必要はありません

新型コロナウイルス感染症とのダブル感染が心配され、インフルエンザワクチンの接種を考えている方も多いと思われます。

現在のインフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスを不活化したものです。生ワクチンと違い、安全性は高いと考えられますが、受精卵(胎児)に対する影響についての報告はないのが実情です。

以前は、接種後2ヶ月程度は、妊娠を控えるほうが無難との慎重論もありましたが、現在は避妊の必要はないといわれています。

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妊活スタート!治療の流れ

「赤ちゃんが欲しい」と思ったら妊活スタート。第一歩は病院探しから始まります。

1.まずはあなたにぴったりの病院を探す
>>病院検索はこちらから

●病院の診療時間もチェック!
自分のライフスタイルにあった診療時間のクリニックかも合わせて確認しましょう。
あかほしの検索機能を使えば、9時前に診察OK、18時以降も診察している、土日祝も診察している、など条件からも探すことができます。

2. 予約(WEB予約をクリック)
受診するクリニックを決めたら、予約をいれましょう。WEBで予約をできるクリニックも増えています。初診だけは電話などで予約のクリニックもあるので、確認しましょう。

3. クリニックに行く/問診票に記入
予約した日程にクリニックにいったら、まずは受付&問診票に記入。問診票には、最終月経の状態、生活習慣、既往歴など検査に必要な質問項目に答えます。生理中でもできる検査もあります。

4. 先生によるヒアリング
事前に記入した問診票を見ながら、医師と直接話す問診タイム。日ごろから気になっていることなどはここで質問を。過去の病歴や、流産・中絶経験などもつつみかくさず正直に答えることが重要です。

5. 内診&超音波検査
外陰部の視診や触診、腟鏡を使って腟内の状態確認を内診台の上で行います。外側からは見ることができない子宮や卵巣の内部は超音波で検査します。不妊治療における超音波検査は、内科の聴診と同様の位置づけだと考えましょう。

6. 血液検査&尿検査
血液検査と尿検査は、ほとんどのクリニックで初診の時に行われます。不妊の原因になる疾患が見つかればその治療が優先されるので、初診で調べるのが基本。

7. 会計・次回の予約
ひととおり検査が終了したら待合室に戻ります。その後、会計をすませて初診の検査は終了。検査結果が出るスケジュールを聞いて次回の予約をします。初診時の多くの検査は保険が適用されますが、保険適用の有無は確認しておくと安心です。


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妊娠の仕組みや、治療の進め方、各ステップの基本知識のほかにも、主治医に聞けなかった、誰に聞いていいのかわからない、そんなギモンや不安にも山下先生がお答え!

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監修
監修

山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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