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2023/11/30 公開
2024/07/07 更新

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そんな状態でのぞんだ5回目は、レトロゾールとアンタゴニスト法を組み合わせた方法で今まででいちばん多い数の卵子が育っていました。

しかし、何回も喜んでは落ち込んでの繰り返しをしてきた私は「ここで喜んではいけない。もしかしたら、空砲かもしれない」と、常に最悪のことしか考えておらず、素直に喜ぶことができませんでした。

採卵当日、先生に「採ってみないとわからないから全部採るよ!」と言われ、いつもよりも5分ほど長く時間がかかることに…。10分ほどで終わると思っていた私は無麻酔で痛み止めの服用もしていなかったため、痛くて号泣。その結果、7個の卵子を採ることに成功しました。

採卵後のリカバリールームで、看護師さんから「先生がほめてたよ!たくさん採れたって」との報告してもらいました。

そして2個の受精に成功。他の人に比べたら少ないのかもしれないですが、私にとってはすごい出来事です!その後1つは凍結し、1つを戻したのですが、着床はしませんでした。


凍結した受精卵の写真

最後と決めた顕微授精。6回目の移植へ

いつも採卵と移植がセットだった私は、移植のみの周期ははじめてでした。

凍結胚のグレードはAAの胚盤胞。着床しやすいように、ハッチングもしてくれた凍結胚です。最後と決めていたことで、移植中はとても緊張していたのを覚えています。移植後は、何も気にせずにふだんどおり過ごしていました。

移植後、いつもと違う症状…!これは!?

毎回何も症状がなく終わっていた顕微授精の移植後ですが、6回目は違いました。

移植後5日ほど経った頃イライラがすごく、毎日情緒不安定に。いつもと全く違う症状で怖かったので、フライングはいつから反応が出るのか調べ、移植してから7日後に妊娠検査薬を試してみることに。

フライングした日は夫にイラついていて、自分の心を落ち着かせるために検査をしたのを覚えています。

前回は陰性を伝えるのが嫌で検査薬をトイレに放置。夫が入った時に見てもらうようにしたので、今回もそうしようと考えていましたが……

結果は、陽性!!!


フライング検査の結果、陽性が…!

今まで見たことがなかった縦線に大興奮!そのまま夫のところにダッシュして号泣で抱きつきました。

夫は、さっきまで怒っていた私が今度は泣いて騒いでいる状況に呆然。何のことなのかわかっておらず、反応が薄かったです。あとから聞いたところ、私が騒ぎすぎて何も言えなかったようです。

次の日、なんでも話していた友達と会うことになっていたので、ひっそり報告。とても喜んでくれて、私はまた泣きそうになりました。ですが、まだ信じきれずクリニックの判定日前にもう一度、妊娠検査薬を使いました。そこでも、やはり陽性!初めてウキウキの状態で、判定結果を聞きにいくことができたのです。

先生からも「検査しました?陽性ですよ」と報告を受け、本当にうれしかったです。その時はまだ出産予定日がわかりませんでしたが、その後の通院で予定日が判明。

しかも、出産予定日は7月7日の七夕。何もかもがうれしくてたまりませんでした。


妊娠がわかった時のエコー写真

関連記事:【妊娠超初期】100人アンケートから症状と体験談を一挙公開!

妊娠報告が怖くなったマタニティ期間

何回か病院に通っていましたが、7週で出血。まだ、母に話していなかったのですが、妊娠したことと出血してダメかもしれないことを報告し、母の前で泣いてしまいました。

そして妊娠報告をすることが怖くなり、最初に伝えた友達以外には知らせないことを決めました。

もしダメだった時に耐えられる自信がなかったからです。周りで理解してくれる人は少なかったので「何で報告しないのか」と何回も言われましたが、自分で子どもを抱くまでは信じられませんでした。

その後、出血は止まり7ヶ月まで何事もなく過ごすことができました。しかしその後、子宮頸管が短いことが判明。

自宅で安静に過ごしていたのですが、今度は妊娠高血圧症候群になってしまい、36週で出産することに。出産時も出血が多く記憶がなくなる寸前だったのですが、娘に会うことができました。

関連リンク:【リアル明細みせてもらいました】体外受精で妊娠!33歳・Mさんの場合

私の体外受精(顕微授精)の治療法と費用一覧表

クリニックを変えて費用はかかりましたが、刺激法をいろいろ試せたことで採れる卵子の数や質もかわってくることがわかりました。時間はかかりましたが、結果が出てよかったです。


↑わたしの治療費ざっくり明細です。※保険適用前の費用です

まとめ

不妊治療は思っていた以上に大変でした。家計にもメンタルにもとても負担がかかります。

私たち夫婦はトータル400万円以上の金額を費やしたので、新車一台くらいはゆうに購入できてしまうくらいですよね…。それでも治療を続けられたのは、県と市の助成金があったからです。

私が結婚当初住んでいた市では、県からの助成金しかなかったのですが、引っ越した私の地元では県の助成金プラス市の助成金がありました。年度内でかかった治療費から県の助成金を引いた額の半分を出してくれるとても助かる制度です。

申請1回の上限は50万円まででしたが、それでも治療費の半分は返ってきたのでよかったです。6回全ての治療費分を申請することができました。

関連記事:確定申告で取り戻す!医療費控除ってなに?いくら戻ってくる?を徹底解説!

6年の治療期間はとても辛かったのですが、こんなに可愛い娘に会えて今は幸せです。
私の体験談が不妊治療に奮闘されている誰かの参考になれば幸いです。


※この記事で紹介した内容はすべて個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

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