3ページ目(3ページ中) | 6月生まれなら、いつ妊娠?私の妊活逆算カレンダー【6月出産ママになる】
妊娠がわかったら、気をつけたい5つのポイント
妊娠初期は、赤ちゃんの脳や神経、心臓など体の重要な器官ができてくる大切な時期です。もし妊娠がわかったら、以下の生活習慣や体調管理には特に気をつけてくださいね。
1 飲酒・喫煙はNG!
飲酒は、赤ちゃんの脳の発育を妨げたり低体重児になったりする「胎児性アルコール症候群」を引き起こす恐れがあります。
喫煙は、低体重児や発育遅延など赤ちゃんへの影響のほか、流産が1.5倍、死産が1.2~1.4倍、タバコを吸わない人よりリスクが高くなるとされています。さらに、常位胎盤早期剥離や前置胎盤といった重大トラブルの原因にもなります。飲酒と喫煙は妊娠初期だけでなく、妊娠中を通して控えることがとても大切です。家族に喫煙者がいる場合には、妊婦さんの前でタバコを吸わないようにするなどの配慮をしてもらいましょう。
2 感染症に要注意!
妊娠すると免疫力が低下するため、妊婦さんは感染症にかかりやすくなっています。妊娠中に感染しても心配が少ない病気もありますが、風疹やトキソプラズマ症など、赤ちゃんへの感染や影響が心配な病気もあります。以下のことに気をつけて、感染症にかからないよう心がけましょう。
□できるだけ人混みには出かけない
□外出時は、目的地や公共交通機関などが混雑する時間帯を避ける
□外出時は、マスクを着用する
□外出後は手洗いをしっかり行う
3 水分補給と食事で、便秘や膀胱炎の予防を
妊娠中は、大きくなった子宮で尿路(尿の通り道)が圧迫されたり、ホルモンの影響で尿路の筋肉がゆるんだりすることで、膀胱に尿がたまりやすくなり、細菌が繁殖して膀胱炎を起こすことがあります。膀胱炎を防ぐには、排尿をがまんせず、水分をこまめにとるよう心がけましょう。
また、妊娠して便秘になったという妊婦さんも多いものです。これは、子宮の収縮を抑える働きのある黄体ホルモンが腸の動きを抑えてしまうこと、子宮が腸を圧迫するため便が腸内に停滞して出にくくなること、などが原因です。便秘の予防には、水分を多めにとったり、食物繊維を多く含む食品をとったりするようにしましょう。
4 適度な運動を心がけて
妊娠中でも、ひどいつわりや安静が必要なトラブルなどがない限り、安定期に入ったら適度に体を動かすことが大切です。適度な運動は、体重増加を防ぎ、出産に備えて体力をつけるといった体調面のほか、気分転換になるなどメンタル面でのメリットがあります。
妊娠中に手軽にできる運動では、ウォーキングがおすすめです。体調や天気のよい日には、1日30分ほど、会話ができる程度の速さで近所を歩いてみましょう。また、マタニティスイミングやマタニティビクス、マタニティヨガなどに通うのもいいですね。ただし、運動をする場合はあくまでも無理は禁物です。また、体を動かすことに不安がある人は、産婦人科医に相談してみましょう。
5 市販薬の服用は慎重に
妊娠中に薬を服用すると、赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。市販薬の服用は自分で判断せず、まず産婦人科に相談しましょう。また、産婦人科以外の医療機関で薬を処方してもらう場合は、妊娠していることを必ず伝えてください。
取材・文/村田弥生
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