ブライダルチェック、受けた?結婚前に受けるものとは限りません【前編】
特に宣伝していないのに、毎日大勢の患者さんが訪れるクリニックがあります。そこでは、生殖医療界のネオカリスマと呼ばれるドクターが日々、治療にあたっています。そんなドクター(以下D)が、患者さん(以下K)と1対1の会話形式で疑問に答えます。
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ブライダルチェックって、受けたほうがいい?
K:そろそろ赤ちゃんが欲しいと思っているんですが、最近、自分はちゃんと授かれるのか気になっています。結婚するとき、ブライダルチェックを受けなかったんですが、受けたほうがよかったでしょうか?
D:ブライダルチェックは、結婚するときだけに受けるものとは限りませんよ。海外では「プレコンセプショナルヘルスケア」といいます。その「プレ」は「前」、「コンセプション」は「受胎」、つまり赤ちゃんを授かることを意味していて、将来、赤ちゃんを授かるために健康状態を維持することなのです。
K:自分の体調をととのえておくということですね。じゃあ、今から受けてもいいんですか?
D:もちろんです。妊娠前の体をいい状態に保つのが目的なので、今からでもいいですし、結婚前だとしても早すぎるということはないんですよ。
K:そうなんですね!でも、プレコンセプションって、どんなことをするのでしょうか?
D:僕がいちばん参考になると思っているのが、CDC(アメリカ疾病対策予防センター)というところが立ち上げている、プレコンセプショナルヘルスケアのホームページです。そこには、プレコンセプショナルヘルスケアとはどういうものかの説明と、「ふたりでとり組みましょう」と題した概要が載っています。
K:CDCって、新型コロナウイルスの感染が広まってから、名前をよく聞くようになりました。疾病対策予防センターなんですね。ふたりでということは、男の人も受けたほうがいいんですね?
D:男性も受けたほうがいいですね。CDCのホームページには「ふたりでとり組みましょう」のあとに、男女別の概要もあります。
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