2ページ目(3ページ中) | ブライダルチェック、受けた?結婚前に受けるものとは限りません【前編】
いつか赤ちゃんを授かりたいなら、まずは計画を立てよう
K:どんなことが書いてあるか知りたいです。
D:「ふたりでとり組みましょう」の項目は、「計画を立てましょう」「お医者さんに相談しましょう」「健康状態を確認しましょう」の3つに分かれています。
1つ目の「計画を立てましょう」というのは、子どもをもつかもたないか、子どもをもつならいつぐらいがいいのかなど、家族のあり方について、ふたりで話し合いましょうということです。子どもは何人ぐらい欲しいかというのも、あるかもしれませんね。
K:あ、そこからなんですね。確かに、家族計画は大事!
D:2つ目の「お医者さんに相談しましょう」というのは、日本人が考えるのとはちょっとニュアンスが違うと思います。
アメリカではかかりつけの「家庭医」とでもいうべき医師がいて、専門医を受診する前にその医師に相談して、薬の処方などをしてもらうんです。日本ではそういう習慣というか、文化がないので、ここは日本とは事情が異なります。
K:へぇー。かかりつけ医がいるのがふつうなんですか。何だか不思議な感じですね。
D:3つ目の「健康状態を確認しましょう」というのは、たとえば基礎疾患があるかどうかですね。性感染症にかかっていないか、糖尿病や甲状腺疾患、高血圧症などの疾患がないかなどをチェックしましょうということです。
そのほか、「ライフスタイルと行動様式」という部分で、喫煙や飲酒習慣の見直し、有害物質をとり扱う職業であれば今後どうするか、飲んでいる薬剤が妊娠に影響がないのかなど。喫煙や飲酒とも関わりますが、体重のコントロールが大事ということも書いてあります。
K:体重のコントロールかぁ。肥満はダメってことですか?
D:肥満だけでなく、やせすぎも要注意ですね。
K:やせすぎといっても、栄養失調まではいかないですよね?ちょっとスタイルがいい、スレンダーでも妊娠に影響するんですか。
D:はい。女性の場合、やせすぎていると排卵が起こらないなど、排卵障害を起こす可能性があります。
K:あぁ、そうなんですね。適正体重を保って、生活習慣も見直さなければ……。
D:その次には、ワクチン接種を受けましょうとか、妊娠前から葉酸をとりましょうということが書いてあります。
それから、家庭内暴力を受けた場合は対処しておきましょうとか、ふたりで話し合って精神状態を安定させておきましょうといった、海外特有かな?という部分も書かれています。あとは、自分の家族の歴史を知っておきましょうということですね。
K:自分の家族の歴史ですか。両親の病歴とか?
D:遺伝情報は、親から子どもへ伝播していくわけですが、その中には妊娠するときに知っておいたほうがいい情報もあります。
たとえば、流産をくり返す人の場合、親からもち込まれたと考えられる染色体異常が約4%あることが、国内の調査でもわかっているんです。そういうことを一度確認しておきましょうということです。
K:そうなんですね。今度、母に聞いておかないと!
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