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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム ブライダルチェックは男女で受けるもの?検査項目は?【後編】

ブライダルチェックは男女で受けるもの?検査項目は?【後編】

基礎知識
2024/07/30 公開
ブライダルチェック

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特に宣伝していないのに、大勢の患者さんが訪れるクリニック。そこでは、生殖医療界のネオカリスマと呼ばれるドクターが日々、治療にあたっています。そんなドクター(以下D)が、患者さん(以下K)の疑問に、会話形式で答えます。

【後編】はブライダルチェックの検査項目について解説します。

前編を読むブライダルチェック、受けた?結婚前に受けるものとは限りません【前編】

受けたほうがいい検査項目は何?

K:実際にブライダルチェックでは、どんな項目の検査を受けるのでしょうか?

D:具体的には、身長・体重・BMI、血圧、子宮頸がん、超音波、糖代謝、貧血、甲状腺ホルモン、ビタミンD、風疹・麻疹・水痘・ムンプス抗体、HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎・クラミジアなどの性感染症、卵巣予備能(抗ミューラー管ホルモン=AMH)などの検査を提示している施設があります。

すべてを受ける必要はありませんが、状況に応じて受診施設と相談して決めるといいでしょう。

K:糖代謝や甲状腺ホルモンも、妊娠に関係あるんですか?

D:糖代謝は糖尿病の有無、甲状腺ホルモンは甲状腺機能亢進症・低下症を調べるための検査です。糖尿病はしっかりコントロールしないと、妊娠したことがきっかけで悪化したり、胎児の先天異常・流産・過剰発育につながります。

甲状腺機能亢進症のバセドウ病は、治療しないと流産や早産、妊娠高血圧症候群を生じやすくなったり、胎児に甲状腺機能亢進症を生じたりすることがあります。

また、甲状腺機能低下症も受精率・着床率・妊娠率の低下、流産率の増加が報告されています。両疾患とも適切に治療し、症状が安定すれば、妊娠への影響は少なくなります。

K:それは大変! 絶対に調べてもらわないと。

次のページ>> 知っておきたい!VPD、卵管造影検査、ビタミンD

監修
監修

日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本生殖医学会専門医。2006 年旭川医科大学医学部卒業。19 年より現職。エビデンスに基づいた、わかりやすくていねいな診療で信頼を集めています。最新刊『ヨム!妊活~私たち、妊娠できる?編』(主婦の友社)が好評。亀田IVFクリニック幕張公式Twitter @kameda_ivf

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