体外受精を考えています。治療中は排卵誘発剤など薬をたくさん使わないといけないですか?【妊活・不妊治療の知りたいこと/Shinjuku ART Clinic】

妊活中には体のこと、治療のこと、さまざまな疑問・不安が出てくるもの。
そんなときは、妊活の専門家に聞くのが一番!ドクターにズバリお答えいただきました。
お答えいただいたのは…
Shinjuku ART Clinic(東京都新宿区)
院長 阿部 崇 先生
2000年川崎医科大学医学部卒業後、日本医科大学付属病院女性診療科・産科入局。同病院生殖医療主任、加藤レディスクリニックを経て、2014年より現職。医学博士。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医、日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会臨床遺伝専門医。
Q.体外受精を考えています。
採卵するには、排卵誘発剤など薬をたくさん使わないといけないのですか?
採卵するには、排卵誘発剤など薬をたくさん使わないといけないのですか?
A.女性が本来持っている体のちからを発揮できるように、最小限の薬を使う「自然・低刺激周期」という方法があります
最適なホルモンバランスを保ち、体に負担をかけない体外受精を行っています
体外受精で行う卵巣刺激には低刺激から高刺激までいろいろな方法があり、多くの薬を使わない方法で体外受精することも可能です。
女性の卵巣には生まれる前に作られた卵子があり、思春期に排卵するようになると、毎月何百個の卵子のうちいくつか育った卵胞の中でもっとも大きく育った一つの「主席卵胞」から卵子が排卵され妊娠することができます。
こうした、女性が本来持っている『自然のちから』を発揮するには、女性の月経周期を司っているホルモンが最適なバランスで分泌されていなくてはなりませんが、卵巣内の卵子の数が少なくなってくるとホルモンバランスが乱れやすくなります。
そのため、『自然のちから』を発揮することができず、良好な卵子が排卵されにくくなることがあります。こうした場合、良好な卵子自体がないわけではないので、当院としては、『自然のちから』を発揮できるよう、ホルモンバランスを整えていくことが大切だと考えています。
そこで、当院では、患者さんご自身のホルモンを最大限に活かす「自然・低刺激周期」の体外受精を主に行っています。排卵誘発剤などの薬は、本来持っている『自然のちから』を発揮するために足りない分だけを補い、体内のホルモンバランスを理想的な状態に保つことで、女性の体に必要以上に負担をかけずに体外受精を行うことができます。
当院では、私が自然・低刺激周期に特化した体外受精を十数年続けてきた経験と最新の知見をもとに、どのタイミングで採卵するか、場合によっては排卵誘発剤の注射も追加するか、胚移植前後のホルモンバランスをどう保つかなどを細かく見て判断し、最適なタイミングで採卵、胚移植ができるように工夫しています。
Q.レトロゾールという排卵誘発剤があると聞きました。
どんな薬ですか?
どんな薬ですか?
A.自然に近いホルモンバランスを保ちながら採卵数を増やせて、次周期や体への影響も少ない薬剤です
2022年4月から保険適用になり、治療にとり入れやすくなりました
レトロゾールは、商品名を「フェマーラ」といい、排卵誘発剤の中でもっともマイルドな薬剤です。当院では、「自然・低刺激周期」の体外受精を行う際の第一選択としています。
レトロゾールには、卵胞ホルモン(エストロゲン)が作られるのを阻害する働きと、FSH(卵胞刺激ホルモン)などの卵胞を育てるホルモンに対する卵胞自体の反応を良くする働きがあります。そのため、FSH分泌が少ない場合でも、卵胞の発育や成熟が促される一方、卵巣を直接刺激する働きはないので、多くの卵胞が発育することがなく、体への負担が少なくて済みます。また、エストロゲン増加が過剰になりにくいため、生理的なホルモンバランスを保ったまま治療を行えます。
レトロゾール周期では、月経3日目から3~5日間服用し、適宜注射も併用しながら採卵に適した卵胞サイズとホルモンの値になったことが確認できた段階で、GnRHa点鼻薬といって、卵子成熟を促す薬を使って排卵を起こします。少しのFSHでも卵胞が発育するので、得られる卵子数の増加が期待できます。
また、次の周期以降の卵胞発育への影響も少ないため、必要があれば連続した周期で採卵することも問題なくできます。子宮内膜が薄くなる、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が起こるなどの副作用の心配も少なく、実際に、当院では開院以来入院を要するような重症OHSSになった例はありません。
2022年4月からは保険適用になり、使用しやすくなりましたが、レトロゾール周期は完全自然周期に近く、排卵コントロールに注意が必要です。エストロゲン値も低めに出るため、上手に使用していくには経験とコツが必要となります。
当院では、開院以来10数年、排卵誘発の第一選択薬として約14000周期の治療をレトロゾールで行ってきた知見がありますので、安心してご相談ください。
初診時にしっかりコミュニケーションをとり、患者さんと二人三脚で治療を進めていきます
当院では、女性が本来持っている自然に妊娠するちからを最大限活かす治療を行っています。
そのためには、患者さんとの信頼関係が大切だと考えているので、初診時にはしっかりお話を伺うとともに、なぜこの治療をするのか、どのような考えで治療方針を決定しているのかなどをお話し、しっかり理解していただいたうえで治療を受けていただくようにしています。
不妊治療に関する患者さんの不安や疑問に私やゲストがリアルタイムでお答えし、解決していくといった趣旨の生配信番組も行っており、直接質問をしていただくことができます。治療にまつわる不安や悩み、疑問などがありましたら、ぜひお気軽にご参加ください。
診察室は、待合室とは少し離れているので、プライベートが守られます。
Shinjuku ART Clinic(東京都新宿区)
すりガラスのドアにコウノトリのマークが目印のエントランス。土・日・祝日の午前中も診療しています。
エントランスを入ってすぐ右側が総合受付。透明のパーテイションを設置して、しっかり感染対策しています。
スロープのあるバリアフリーのロビー。広い待合室には、待ち時間もリラックスして過ごせるソファタイプの椅子を揃えています。
診察の待ち時間に飲食できるラウンジも完備。
住所
東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー3階
問い合わせ
03-5324-5577
アクセス
東京メトロ丸の内線「西新宿駅」2番出口より徒歩3分
都営大江戸線「都庁前駅」C8出口より徒歩3分
JR線「新宿駅」西口より徒歩10分
HP
https://www.shinjukuart.com/
時間
月/9:00~11:30・14:30~15:30
火/9:00~11:30・14:30~15:30
水/9:00~11:30・14:30~15:30
木/9:00~11:30・14:30~15:30
金/9:00~11:30・14:30~15:30
土/9:00~11:30
日/9:00~11:30
祝/9:00~11:30
※診療受付時間は 8:30~、14:00~です。
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